トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 地下アイドル現場で殺人事件
宍戸留美×小明×Voice Artist【声優 on FINDER!】vol.35

「殺人とかも起こっちゃって……」【優月心菜】壮絶すぎる地下アイドル現場を見た!!

IMG_7868.jpg

――しかもデビュー後の話かよ……。アイドルがクリスマスにホテルで張り込む側なんて……(泣)! というか、話がそれてしまいましたが、デビューのきっかけを教えてください!

優月 ある日オーディション情報を見ていたら、レッスン料が安い声優オーディションを見つけて、それを受けて……。

――ずっと金額を気にしまくってるのが切実ですね。ちなみに、事務所の方は、優月さんが受けに来たときはどういうリアクションでしたか?

優月 「目に輝きがない」って言われました。ずっと家に籠もって、プログラムばっかりやってたので……。

――すみません、プログラムというのがよくわからないんですが、具体的には何をやってたんですか?

優月 C言語っていうのができて、ゲームを作れるんですよ。10代の時から3っつ作ってて、「ウィンドウズマガジン」とか「週刊アスキー」に載せてもらったり。

――すごい多才さ! プログラムはいつ覚えたんですか?

優月 お父さんが昔から秋葉原に通っていて、パソコンが大好きだったんですよ。3歳くらいから、お下がりのマッキントッシュを使っていたので、初めて絵を描いたのも、クレヨンとかクーピーよりも先に『一太郎』の『花子』ってソフトでした。

――恐ろしいエリート教育……! 恐ろしいといえば、優月さんは怪談話も得意ですよね。もともと霊感があるんですか?

優月 そうなんですよ。子どもの頃にいわく付き物件に住んじゃって、寝てるときにずっとダダダダダーッて足音が聞こえるので、家族に「なんか音がする!」って言ったんですけど、みんな「聞こえない」って……。でも、その家を引っ越した後に「ごめん、怖がると思って言わなかったんだけど、ほんとは全員聞こえてた」って。霊感も、その家に住んでるうちにつきました。他にも……(以下怪談話)。

――何それ全部こわい! 夏場はそれで営業まわりましょう! それにしても、怪談、コスプレ、夏コミ、冬コミ、ゲーム、メイドで、ぶっちゃけ、本業の声優で食っていかれずとも、なんらかで食っていけそうな気もしますね。

優月 それも一応視野には入れて……あっ、もちろん声優にはなりたいんですけど! 食っていかなきゃいけないから! 普通のバイトをしてると、お仕事できないじゃないですか? だから、ちょっとずついろんな商売をやって、自分で生計を立てながら声優を目指すっていうのを、今やっています。

――しっかりしているなぁ! オタク的な活動をされた上で、地上波にも出演されているのもすごいですよね。先日も『お願い!ランキング』(テレビ朝日系)で、地下アイドルと王様気分のファンに対してキレッキレにキレていたとか。それはどういう流れで出演が決まったんですか?

優月 「キレて怒りをぶつけよう!」みたい企画だったので、「コレは何かできるかもしれない」と思って自分で送ったんです。地下アイドルをやっていたときに、すごいひどい状況をいっぱい見てきたので、もうそろそろ言ってもいいだろうと思って。

――自薦!? ちなみにどんなことに対してキレたんですか?

優月 地下アイドルの人たちって、お客さんと外で会ったりしてファンをゲットしてるんですよ。っていうか売れない地下アイドルはほとんどがソレなんです! ライブ後に帰り道を歩いてCoCo壱番屋を覗いたら、さっき会場にいたお客さんとアイドルがごはん食べてるんですよ。あと、アイドルの子の家に遊びに行ったら、昨日その子のファンが着ていた服がハンガーにかけてあって……「あ、泊めた」とか言って! どうなっているのかと!

――何ソレ!! 夢があるのかないのか、もうわからない!! 今、現場はそんな戦場みたいになっちゃってるの!?!?

優月 そうなんですよ、もう殺人とかも起こっちゃって。

123456
ページ上部へ戻る

配給映画