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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 中国製電化製品は使うべからず?
ITライター柳谷智宣の「賢いネットの歩き方」第84回

PC・スマホはもちろん、Wi-Fiルーターからアイロンまで! 中国製電化製品から情報がぶっこ抜かれている!?

 中国のサイバー攻撃は、年を追うごとに苛烈になっている。例えば、CIA(米中央情報局)から流出した内部文書によると、09年にNSA(米国家安全保障局)が中国軍からサイバー攻撃を受け、大量の情報が盗まれたという。そんな背景から9月4日、アメリカは攻撃を仕掛ける中国企業に制裁を科すと発表した。その後、25日にオバマ大統領と習近平主席が首脳会談。しかし、「お互いの国へのサイバー攻撃を支援しない」ということで握手したとの報道を見て絶句してしまった。「今までやってました」と認めているようなものなのに、それで終わり? これは、23日に発表があった、ボーイングの航空機300機を中国が4.5兆円で購入する件で手打ちになったとしか見えない。中国の剛腕ぶりには感心だが、ちょっと怖い。今の日本では、とても太刀打ちできない。

 中国製の家電を使わなければいいのだが、なんせ安いので、会社で大量に買うPCなどはレノボにしてしまうこともある。“うちの会社くらいなら機密情報もないし、プライベートなデータもないから大丈夫だろう”という安易な考えによるものだ。とはいえ、そのコストが巡り巡って国益を損なうなら、ちょっと考えたほうがいいのかもしれない。
(文=柳谷智宣)

最終更新:2015/09/29 18:00
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