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週刊誌スクープ大賞

少年Aを闇に戻した『絶歌』出版 幻冬舎・見城氏、太田出版・岡氏の社会的責任は?

 参議院での安倍自民党の強行採決で、安全保障関連法案が成立してしまった。しかし、国会周辺だけではなく、全国に反対運動の輪が広がっていることに、60年安保当時を少し知っている世代の私は感動している。

 安倍首相やその周辺の人間は、たいした数ではないなど言っているが、とんでもない。あの当時と違って、政治に無関心な人間が多い中で、若者を含めこれだけの盛り上がりを見せていることに畏れるべきである。

 SNSを含めたメディアの多さを考えれば、当時と匹敵するか、それを凌いでいると思う。こうした反対運動の広がりを見ていながら、ことの重大さをわかってない週刊誌が多すぎはしないか。

 新潮などは取り上げてはいるが、その視点は誉められたものではない。「『SEALDs』国会デモの経歴は就活に不利か有利か?」「長い時間がかかる『違憲訴訟』の最終的な結末は?」「『国会デモ』の新聞全面広告の代金は誰が出したか?」など本筋と関係ないところばかりで、新潮の姿勢にこそ「疑問(新潮のタイトルは「『安保法案』7つの疑問」)」がある。

 安保法案に賛成なら賛成とハッキリ態度表明して、特集を組めばいいのだ。

 私の知り合いも毎夜、国会周辺に行っているが、私は行かないことにしている。60年、70年の安保闘争は成立してしまってから、あっという間に衰退し、多くの人間は就職して社畜の人生を選択し、政治や社会への怒りを忘れていった。

 私は学生運動には関わっていなかったが、同じ穴のむじなである。今回は、このような愚を犯してはいけない。日本もその当時とは大きく異なり、非正規労働者や下流老人たちが増え続ける社会に対する不満が、今回のような反安保のうねりになったと思う。デモに参加したというカタルシスだけを味わって、法案が成立したら忘れ去ってしまうのがこれまでのパターンだが、今回は、法案が成立してからが勝負である。

 悔しさを忘れず、次の参議院選までその悔しさを持続しなければいけない。私も早稲田の塹壕から弾を撃ち続ける。一人ひとりが自分のできる範囲で、この安保法制を批判し、無効にしていく運動を続けていくことこそ大事なはずである。

 さて、明治大学法科大学院の青柳幸一教授(67、12日付で懲戒免職)が、司法試験の考査委員にもかかわらず、20代の好きな教え子に司法試験の問題を漏らしていたというのは、いかに色ボケジジイが増えてきたかを象徴する“事件”である。

 文春によれば、青柳氏はブランドスーツと女の子が大好きで、狙った女の子を連れていくのは山の上ホテルのレストランだったという。

 教え子は、九州から出てきて熱心に司法試験を勉強していて、昨年も受けたがギリギリ不合格だったそうだ。そんな彼女に甘い言葉をかけたのが青柳氏だったのだろう。2人の関係は、学内では有名だったという。気の毒なのは、彼女のほうかもしれない。今後5年間は司法試験を受けられないという処分が下ったそうだ。

 お次はアサ芸。山口組が分裂して、ヤクザに強いノンフィクション・ライター溝口敦氏が大車輪の活躍である。何事も一芸に秀でるというのは強いものだと感心する。アサ芸も溝口氏の連載を載せているが、そちらではなく、山口組から分裂して新組織「神戸山口組」を結成し、組長に就任した井上邦雄組長が発会式直後に出した「声明文」を紹介しよう。

「山口組創立百周年式典も慶事に終り初代山口春吉親分始め五代目渡辺芳則親分まで幾多の苦難を乗りこえ現山口組を築かれ 特に山口組三代目田岡一雄親分に於かれましては敗戦直後の最も厳しい中官憲の重圧にも屈することなく現山口組の礎をつくられた偉大な親分であります」

 しかし、司忍六代目組長には厳しい言葉が並ぶ。

「現山口組六代目親分に於かれては表面のみの『温故知新』であり中身にあっては利己主義甚だしく歴代親分 特に三代目親分の意を冒涜する行為多々あり」

 続けて、離脱に至った心中を明かしている。

「此の儘見て見ぬふりで見過ごしにする事は 伝統ある山口組を自滅に導く行為以外考えられず我ら有志一同の者 任侠道の本分に回帰致し歴代山口組親分の意を遵守する為 六代目山口組を離脱致し 新なる『神戸山口組』を発足し歴代親分の訓育と魂魄を亡失する事なく心機一転肝刻致し新しい神戸山口組に身命を賭す覚悟であります」

 ここまではっきり本家の親分を批判したのだから、もう元には戻れまい。神戸山口組は、司組長らのカネの使途を記した書類を持ち出しているという報道もある。警察に持ち込んで、国税から山口組を揺さぶろうというのかもしれない。だが、警察の内部には山口組の息のかかった「スパイ」が何人もいるともいわれる。この「名神抗争」の勝者は、どうやら情報戦に勝利したほうが有利なようである。果たして、それはどちらか?

 次は、フライデーの張り込みネタ。フライデーによると9月上旬の金曜日、夜10時半過ぎ。都心の岩盤浴施設から姿を現したのは、嵐のリーダー大野智(34)だったという。

 大野の傍らには、ひとりの女性がぴったり寄り添っている。170cmはあろうかという長身で、大きな瞳に小さな顔、ロングスカートからのぞく足首はキュッと引き締まっているスレンダー美女だという。

 2人が訪れていた岩盤浴施設は、完全個室が売りの店だ。

「個室に岩盤浴もシャワーも完備されているため、誰の目にもつかず、二人きりの時間を楽しめる。若い男女の人気デートスポットになっています。まぁ更衣室はないので、肌を堂々と見せ合える仲じゃないと利用は難しいですけど」(常連客)

 彼女A(24)は、かつて女優として活動していたという。ドラマ『ライフ』(フジテレビ系)や映画『リアル鬼ごっこ5』などの有名作品に出演していたそうだ。

 だが、女優業だけでは食べて行けず、西麻布のバーでバイトをしていて、店に来た大野と仲良くなり、1年ほど前から交際が始まったそうである。

「彼女も絵を描くのが好きで、『私たち趣味が合うの』とノロけていたことも」(Aの知人)

 夜10時半に2人で店を出てタクシーに乗り込み、大野の住むマンションへ直行したという。

「二人は付き合ってすぐ一緒に暮らし始めたそうです。現在、Aちゃんは芸能活動を休止し、同棲するマンションで家事に勤しみ、忙しい大野クンを支えています。この間も、『朝7時起きの彼のために、前日から仕込んでホームベーカリーでパンを焼くの』と話していました」(同)

 フライデーは岩盤浴デートから数日後、2人が白金(港区)の高級焼き肉屋を訪れる姿もキャッチしている。TOKIOの国分太一(41)は結婚したが、大野の結婚はそう簡単ではないという。

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