豪華ショッピングエリアオープンも、致命的な欠点が……新・平壌国際空港が残念すぎる
2015/09/26 16:00
#北朝鮮 #東アジアニュース
出国ゲートの奥にある本屋
「そもそもエネルギー不足で工場がまともに稼働していないため、北朝鮮の国産品自体が珍しいが、全国の産品を一堂に集めたような素晴らしい品ぞろえだった。同国内では、たとえ同胞でも、私のような在日朝鮮人は市中の商店に入って自由な買い物をすることは難しい。ここはなんでもそろっていて、面白そうだった。ただ最大の問題点は、買い物の時間がないこと」(同)
例えば、北朝鮮のフラッグキャリア・高麗航空の北京便の場合、日本へ同日乗り継ぎで帰国ができる平壌発は「月・火・金・土」の午前8時台。週2便の延吉便は午前9時発、同じく週2便の臨時ダイヤで運航する上海便は午後9時台。瀋陽便だけは午前11時台と余裕があるものの、これも週2便しかなく、日本への同日乗り継ぎはできない。
朝の出発は、とかく時間がない。また「出国の税関検査で職員が意地悪するかのごとく細かく荷物を調べるので、ここでもまた時間がかかり、店で土産を買う時間なんてなかった」(同)というのが実情なんだとか。
結局、すぐに搭乗時間となるが、高麗航空に機内販売のサービスはない。
脚線美を強調する高麗航空のCA
「いったい空港の“商店街”は、なんのためのものなのか……」と先のビジネスマンは憤るが、いかにも北朝鮮っぽい顚末だ。
(文=金正太郎)
最終更新:2015/09/26 16:00
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