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日刊サイゾー トップ > インタビュー  > ちまたで話題のカオスバンドを直撃

「ウケるってことがすべて」ちまたで話題のカオスバンド・NATURE DANGER GANGってなんだ?

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■「あなたの息子はキチガイです」

――そんなSEKIさんのルーツを探っていきたいんですけど、子どもの頃はどんな子だったんですか?

SEKI 目立ちましたね、すごく。MCをやってる野村ってのが小学生の時から一緒なんですが、アイツいわく「子どもの頃は、本当にただのチンパンジーだった」っていう。

――チンパンジー!?

SEKI 小6の時に三者面談があったんですけど、先生が親に向かって真顔で「関さん、あなたの息子はキチガイです」って言ったんですよ! とにかくずっとしゃべってて、落ち着きがなかったんですよね。

――触っちゃヤバイ系の子どもとか?

SEKI 触っても大丈夫ですけどね。友達にはフレンドリーで、社交性はあったんで。

――中学で部活はやっていましたか?

SEKI バスケ部。『スラムダンク』を読んで「マジ、バスケかっけぇな」って。

――あ、意外と王道なルートじゃないですか。クラスで目立ってて、バスケやってて。どこで歪んだんですかねぇ?

SEKI えー、オレ、歪むことなく真っすぐ来てますよ!? 高校で『BECK』を読んで、「俺らもバンド組もうぜ!」とか。

――ああー、直球ですね!

SEKI で、赤羽の地元の友達と組んで「赤羽ロットンパンクス」っていうパンクバンドを始めました。パートはドラム!

――あ、ドラムだったんですね。「ドラムじゃ、目立てない!」とか思わなかったんですか?

SEKI メチャクチャ思ってました! フロントメンバーがすげえ楽しそうにしていても、ドラムは絶対に動くことが許されないじゃないですか。で、NDGでフロントマンになってみたら、ビックリするくらいウケて……。ドラムなんて、さっさとやめておけばよかったですよ。俺の10年間は……っていう感じ。

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■長い飲み会の中で30分ライブする

――こういう過激なパフォーマンスを売りにしていると、どんどんエスカレートしていかなきゃならないという問題がありますよね。「1回脱いだら、もう毎回脱ぐしかない」みたいな。

SEKI ホント、それはありますね。でも、とりあえず脱ぎ続けてればいいかなって……。マンネリ化してきたら新しいことしたいっていうのはありますけど、基本的にいつも思いつきでやってるんで。

――毎回、どういうモチベーションでライブに臨んでいるんですか?

SEKI ただの飲み会って感じですよね。長い飲み会の中で、30分ライブするみたいな。イベントだからいろんな対バンも見られるし、酒もコンビニで買えば安いし、プリングルズ食いながら「ライブの時間だ! やべぇ!」って(笑)。ライブ自体、ボタン押して好き勝手なことをやってるだけですから。

――ボタン?

SEKI 全部曲がつながってるんで、ライブの最初にシーケンサーのボタンをピッて押したら、何があろうが最後まで曲が流れちゃうんですよ。だからその間、何やっててもオッケー!

――ああー……。メンバーがこれだけたくさんいると、ライブのスケジュールを合わせるのも大変そうですよね。

SEKI 最初の頃は「来られないなら来なくてもいい」みたいな感じでしたね。だから、3人の時とかもありましたもん。最近は、ある程度先のスケジュールが立てられるようになったんで、それに合わせて「(仕事)休んでください」とか言ってますけど。

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