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日刊サイゾー トップ > インタビュー  > 人気漫画家に聞くおっかけの生態
『バンギャルちゃんの挑戦』出版記念

おっかけは大いなる才能の無駄遣い!? “バンギャルちゃん”蟹めんまに聞く「おっかける」人たちの生態

■私、保菌者なんで……

――人間関係がある以上、そこには明文化されないルールも存在しますか?

めんま ルールというほど厳しいものでもないですが、各ジャンル各々のおっかけ作法的なものはありますね。そういうルールをひとつひとつ覚えるのも、面白いところなんですよ。私、最近よく思うんですけど、おっかけの人間関係って、部活のそれに近いのかなって。上下関係に厳しい先輩もいれば、全然そうじゃない人もいる。

――1年と3年は仲がいいとか(笑)。

めんま そうそう! あと、自分が新規のときに先輩たちからどういう扱いをされたかで、古参になったときの新規との接し方が変わってくる気もしますよ。

――完全に部活じゃないですか!

めんま 私、いま思えばビジュアル系を好きになったばかりの頃、古参の方たちからすごく親切にしてもらったんですよ。それがあるから、極力私も優しくせねばイカンという思いがあります。逆に古参の人たちに厳しくされていたら、私も同じようにしていたかもしれない。「俺の代で甘くしてたまるか!」「これを乗り越えたから強くなるんだ」みたいな。

――PL学園の付き人制度のようです(笑)。今後、のぞいてみたいジャンルはありますか?

めんま これ以上増やしたくはないんですけど……興味あるのは若手俳優かな。私、保菌者なんで。

――保菌者!?

めんま 大学のときに一度『テニミュ』(『テニスの王子様』ミュージカル)とか特撮ヒーローものにハマったので、保菌者。当時若手だったコたちが今結構大きな役についてたりするので、そのあたりに近づいたら、まぁ戻っちゃうだろうなと。

――なんらかの衝撃で菌が暴れ出す(笑)。

めんま 追いかけ方がなんとなくわかるので、入りやすい。怖い。怖すぎです。

――続『バンギャルちゃんの挑戦』期待していいですか……?

めんま ダメです。死んじゃいます。

――宝塚ファンたちに、また言われてしまいますよ。

めんま 「死ねばいい!」ですね(笑)。
(取材・文=西澤千央)

●かに・めんま
奈良県出身。ほんのり漫画家。大阪芸術大学デザイン学科卒。カレー屋店員、不動産広告営業、ウェブ編集などの職を迷走したのち、漫画家に。『バンギャルちゃんの挑戦』で新たな沼にハマったため、漫画家の傍ら、かつて働いていたスーパー銭湯で資金稼ぎに精を出す日々。
ブログ<http://ameblo.jp/menmanomanga/>
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最終更新:2015/09/14 15:49
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