「マスコミ大嫌い」のプロ野球巨人・高橋由伸“不倫ベッド写真”報道で次期監督も絶望!?
#週刊誌 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
SEX記事では圧倒的な強さを誇るポストだが、気になるのは、それ以外の特集に気合いが入っていないのではないかと思わせる点だ。
巻頭が、世界同時株安で37億円稼いだCiS氏という人物を取り上げているが、実用にも株価予測にも役立たない話ではないかと思って読んだ。
そのほかには安倍昭恵の「夜遊び話」と「習近平の暗殺」についてだが、どちらも二番煎じと思わざるを得ない。
唯一おもしろかったのはビートたけしの連載ページに「そろそろ滝クリは東京五輪の『や・り・な・お・し』を宣言しろっての」という見出しだけというのは寂しくないか?
SEX記事へ戻ろう。こうしたSEX記事の体験談が好きだ。私は、週刊現代の現役時代にトルコ風呂(今のソープランド)の記事をずいぶんヤラされた。ヤルことは同じだから、手を変え品を変えて工夫するのだが、これが今考えてみると編集者としての勉強になった。
ポストからも「死ぬまでSEX」をやっている中から、優秀な編集者が出てくると思う。
今週は、米国の不倫サイト『アシュレイ・マディソン』の探訪記事。「人生一度。不倫をしましょう。」をキャッチフレーズにして世界中で3,800万人の会員を集めるサイトで、一昨年に日本版が開設された。
だが、今年8月にハッキングによる情報流出が騒動となった。その際ハッカー集団が、会員の95%は男性で、女性会員はサクラばかりだと暴露した。
そのためカナダでは、情報流出を苦にした2人が自殺したといわれる。現在、日本の同サイトの登録者は約180万人とされているそうである
「本当に不倫希望の女性はいるのか?」、疑問を確かめるために、文春の中年記者が会員となってガチンコの1カ月体験レポートを敢行したという。
登録してから9日後に「遅くなってごめん」という返信が届いたそうだ。プロフィールには「見た目はキレイといわれます」と書いた34歳の主婦・里美(仮名)からだという。
メッセージのやりとりをしてわかったのは、彼女は10年ほど前から東京で暮らす既婚者で、1年前にサイトを利用し始め、夫のいない日中に会える男性を求めているということ。
東京・山手線の鶯谷の待ち合わせ場所に現れた里美は、加藤あい似のスレンダー美人だった。
だが記者を不安にさせたのは、東京暮らしが長いはずなのに関西弁がきつく、「はよ、ホテル行こ」と急かせることだった。
「ひょっとして美人局じゃないか」と焦る心を抑えてホテル街へと向かった。
だが彼女は携帯をいじり、誰かに連絡をしている。ホテル街に入ると里美はスタスタと歩き「ここや」と古びたラブホテルを指さした。
不安に駆られた記者が「どこか別のホテルにしていいかな」と提案したが、「そんなのダメや!」と受け入れないばかりか、無理矢理ホテルに連れ込もうとしてくる。
誰が見てもこれはおかしいと感じるはずだ。身の危険を感じた記者は、その場から脱兎の如く逃げたそうである。
しかし、記者は諦めず今度はAKB48の小嶋陽菜を思わせる主婦に性懲りもなく突撃するのだ。
今度の待ち合わせ場所は新宿のイタリアンだったという。
そこで彼女の身の上話を聞きながら夜が更け、そのまま歌舞伎町のラブホテルにチェックインしたそうだ。性交じゃなくて成功!
だが、これを読むだけでは、このサイトが美人局目的の危険な連中の集まった出会い系サイトなのか、それなりに信用できるサイトなのかはよくわからない。もう少し記者に頑張ってもらって、そのあたりをしっかり確かめてほしいものである。安全確立60%ぐらいあれば、私も登録してみようかな。
現代はポストの影響を受けたのだろう、「ひさびさ登場『セックス大特集』」を組んできた。ぶち抜き10ページ。「60過ぎてもセックスは上手くなる」だが、新鮮味はない。
中で興味を引いたのは、エビオスという「弱った胃腸を整える」薬を、精液が増えるという理由で購入する人が後を絶たないという情報だ。
51歳の男性は、精液の減少に悩んでいてエビオスを購入してみたそうだ。
「毎食後10錠ずつ、それを2ヵ月続け、満を持してソープランドへ行ってきました。(中略)以前より飛ぶ……という感覚はありませんでしたが、量が全然違う。それまでは冗談ではなく、目薬ほどの量だった精液がソープ嬢の手から溢れるほど出たのです」
当然のことながらエビオスの製造元は、これに関して因果関係などの調査はしていないと答えている。
今週もポストの意気込みを買って、ポストの勝ち!
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