1週間で14万円! 中国の非モテ男が殺到する恋愛講座に「金さえあれば結婚できるぞ!」の声
2015/09/07 14:00
#中国 #東アジアニュース
路上に出てナンパを実践する受講生たち
一方、北京市在住の日本人大学講師は、男余りの社会や恋愛塾に関してこう感想を述べる。
「中国で現在、3,300万人の男余り状態です。最大の原因として考えられるのは、農村部や内陸部でいまだに残る男尊女卑の問題でしょう。農業の働き手として男は重宝されるが、いつか嫁いでしまう女は厄介払いされる。一人っ子政策が実質的に廃止された今でも、妊娠中に赤ちゃんが女の子と判明した場合、中絶してしまうし、出産後に女の子だとわかると殺したり、売り飛ばす例も少なくない。お見合いサイトや恋愛講座もいいですが、まずはこういう根本的なところを直さないとダメでしょう」
一方で男余りを解消するため、中国の農村部ではブローカーが暗躍し、フィリピンやベトナムの女性を中国の農家に斡旋しているが、文化や言語の問題などもあり根本的な解決にはいたっていない。外国人妻への対応のひどさがニュースになることもしばしばだ。今後、婚期を逃した中国人男性たちが、日本へと“嫁探し”に大挙して押し寄せる日が来るかもしれない!?
(取材・文=青山大樹)
最終更新:2016/01/26 18:48
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
17:20更新
イチオシ記事
【対談】ドラマプレミア23『Qrosの女 スクープという名の狂気』原作者・誉田哲也✕元週刊文春記者・赤石晋一郎 週刊誌が暴く“真実”、そして「知りたがる側」と「暴かれる側」の痛み