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韓国の尾崎豊!? 教室を爆破し、YouTubeに投稿した男子中学生に騒然!「僕がテロを起こしたのは……」

SnapCrab_NoName_2015-9-2_12-32-46_No-00.jpg爆破された壁(「聯合ニュース」より

 一方、「刑罰の重さが問題ではない。彼の心の問題をケアできなければ、出てきた後にもう一度犯罪を繰り返すと思う」「事の根本は、学生たちを統制しようする教育圏の堕落」など、単純な厳罰については同意できないという意見も散見される。

 事件の全容は、今後、じっくりと調査されていく見通しである。だが、韓国の一部報道には「ISなどが残虐行為をSNSにアップする手法を、少年が真似たのではないか」という説が、にわかに浮上している。日本でも今年に入って、ISを模倣し学校で飼育していたヤギを殺そうとした立川市の中学生が逮捕されている。韓国の少年もまた、模倣犯のひとりだったのだろうか。

 韓国・東国大警察行政学科のカク・テギョン教授は「ネットやスマホが普及したことで、写真や映像を公開し、自身の行為を見せつけることに優越感や英雄心を感じる心理が発生した。青少年は価値観が確立していないので、自身の行動がどのような否定的な結果を生むか考えることができない」と指摘している。

 ちなみに、今回事件を起こした少年は誇大妄想を抱く傾向があったという続報もある。ただ、それがこの事件とどう関連しているのかは明らかにされていない。

 近年韓国では、SNSから中学生の重大犯罪が露見することが少なくない。過去には、中学生が紙幣を偽造しているシーンを撮影した写真をSNSに公開し、警察が捜査に乗り出すことがあった。頭が良いのか悪いのか……。日本でもSNSを通じて犯罪を自慢する人たちが少なくないが、韓国のそれは学生を中心に深刻化しているようだ。
(取材・文=河鐘基)

最終更新:2016/01/26 18:30
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