ドルトムントで大活躍の香川真司“完全復調”も、ファンから「代表戦に戻ってくるな」の声
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開幕3連勝とブンデスリーガで快進撃を続けるドルトムント。その要因の一つは、間違いなく我らが日本代表MF香川真司だ。今節のヘルタ・ベルリン戦でも見事アシストを記録し、MVP級の大活躍を見せている。「楽しくサッカーができている」と、本人の口からもたびたび発せられ、ブンデスリーガ2連覇を達成した2011~2012シーズン以来の充実したシーズンを送っているようだ。W杯予選では、格下シンガポールに引き分け、東アジアカップでまさかの最下位に終わった日本代表。その中で香川の復調は、数少ない明るいニュースといえる。しかし、そんな香川真司だが、一部のファンから「代表戦に戻ってくるな」との声が聞こえているという。
「10月のドルトムントは、ヨーロッパリーグも含めて7試合もこなさないといけないんです。その中にW杯予選のシリア戦と、親善試合のイラン戦を含めると一月で香川が9試合も出場しなければならないんです。しかも、決して環境の良いとはいえない中東での試合、シリア戦の直前が最大のライバルのバイエルン戦とあって、疲労がたまってしまうことは間違いないです。このままだと、ケガだってしかねませんよ。そういった状況を考えてファンからは『戻ってくるな!』『今はドルトムントを大事にしてくれ!』『バイエルン戦でケガしたことにしよう!』と、心配する声が上がっています」(スポーツライター)
過去にも、無理な試合数をこなして調子を落としてしまった選手は少なくない。ただでさえ香川は好不調の波が激しく、今回もスランプを脱するのに2年以上の歳月を費やしてしまった。代表に香川を呼ばず、負担をかけないことが、もしかしたら日本のためなのかもしれない。
「シリア相手に海外組抜きで勝てないようなら、どちらにしろ日本代表の未来は明るくないですよ。試合にあまり出場できていない海外組を招集するのは構いませんが、日程が詰まっている選手を呼ぶことに関しては、もう少しデリケートになってもいいかもしれません。スペインやドイツなどヨーロッパの一流選手は、代表戦もこなしているという意見もありますが、アジアとヨーロッパでは、移動距離も環境も全然違いますから」(同)
クラブと代表での選手争奪戦は良くあることだが、代表側の提案で召集を見送ることは少ない。呼ばれたら断ることができない選手のためにも、なんでもかんでも召集するというスタイルは、見直した方がいいのかもしれない。
(文=沢野奈津夫)
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