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週刊誌スクープ大賞

1回2万円で“美少年”を買った武藤貴也代議士の悲痛な叫び「あれはウソだと言って!」

「息子は“寝屋川市駅はどこ?”とアイツに聞かれて“あっちです”と答えたら首筋にナイフを当てられ、拉致された。車に連れ込まれた後は手錠をかけられ、口には粘着テープ。ズボンに手を突っ込まれて下半身を触られたり性的ないたずらもされた。で、4時間後に目隠しをされた状態で駐車場に放置されたんだ。(中略)アイツは当時、前科8犯だったらしい」

 大阪・寝屋川市の中学1年生、平田奈津子さんと星野凌斗くんを殺害した容疑で逮捕された山田浩二(45)の犯行は、「鬼畜」(文春)という言葉さえ生ぬるいと思わざるを得ない。

 冒頭、新潮で話しているのは2002年に中学2年生の息子が山田の被害に遭った父親である。当時山田は渡利という姓だったが、この容疑の他に17歳の少年に対する監禁・傷害容疑もあり、懲役12年の刑で徳島刑務所に収監され、出所したのは昨年の10月だった。

 文春によれば、獄中で元ヤクザだった山田という人間と知り合い、養子縁組をして山田姓を名乗ったというが、獄中でもどうしようもなかったと新潮で山口組関係者が話している。

「とにかく最低のやつだった。手癖が悪くて工場の物を盗む。同房のやつのタオルをトイレに流して嫌がらせをする。人が困るのを見て喜ぶやつで、ムショ内でも嫌われ者だったよ」

 どうしようもないのは子ども時代から変わらないようだ。小学校の同級生が、虫を殺して女の子にぶつけたり、他の生徒の上履きをドブに捨てたり、スーパーの商品を箱ごと万引きしたり、レジを丸ごと引きちぎって持っていったりと、おかしな子どもだったと語っている。

 中学生の時、窃盗で1年ほど鑑別所に入っていたという。高校にはいかずバイクで暴走していたそうだ。

 当時の仲間が、今回の事件につながる暴力性と異常性癖の片鱗が、その頃も見られたと証言している。

「彼は男性器にすごく興味があった。“チンチンしゃぶりたい”と言っていたのもよく覚えています。(中略)高熱のアイロンを仲間の皮膚すれすれまで近づけ、喜んで恍惚の表情を浮かべていたこともあった」

 稼ぐ手段は、繁華街で強盗をしたりシンナーを密売、暴力団関係者によると薬物関係に強い組と深く関わっていたというから、麻薬を売っていたのではないかと思われる。

 出所後は福島で除染作業をやっていた。そこでは、真面目な仕事ぶりだったようだが、性への関心は強かったようである。

 今回の事件を起こす少し前の8月9日と10日には、アダルトサイトで見つけた「輪姦イベント」に参加していたという。

 イベント終了後、警察が今回の犯行を事前に止められたかもしれないハプニングが起こる。秋葉原で女の子をナンパしようとして失敗し、クルマを急発進したところをパトカーに止められたのである。

 新潮で、元同僚が「警察官が山田の車内を調べると、バイアグラ、注射器、スタンガン、手錠が出てきたそうです」と語っている。

 山田は、警察に任意同行を求められ尿と指紋を採取された。薬物反応が出なかったため解放されたが、警察官が山田の犯歴を照会していれば(したのかもしれないが)、要注意人物として立ち回り先の警察へ連絡して、行動確認の対象者として見張ってくれぐらいのことは出来たのではないか。

 逮捕された山田容疑者は、どのように平田、星野さんらに近づいたのか、その後なぜ2人を殺してしまったのか、この時点では明らかにしていない。

 2度とこのような事件が起こらないようにするために、新潮の主張するように「性犯罪者は出所後であっても居場所が公開され、インターネット上で、誰でもそれを検索できるシステム(アメリカにあるメーガン法)」の確立が日本でも必要なのではないかと考えてしまう。日弁連のいうように「加害者の人権」も尊重しながら、いい方法はないものだろうか。

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