北朝鮮の砲撃に「みんなで一緒に死ぬのも悪くない」韓国“7放世代”の冷ややかな反応
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北朝鮮軍が埋めた地雷で韓国軍兵士が重傷を負った事件への報復として、韓国軍は11年ぶりに宣伝放送を再開。これに強く反発した北朝鮮は20日、韓国に向け砲撃し、準戦時状態を宣言するなど南北の緊張が高まっていた。25日、北朝鮮は「準戦時状態」解除を宣言し、事なきを得たが、韓国の若者たちの反応はとても冷ややかだ。
今の韓国の若者世代は、恋愛、結婚、出産、マイホーム、人間関係を放棄した「5放世代」。さらに、希望と夢をも捨てた「7放世代」といわれるほど、未来にさほど期待してはいない。そうした状況を反映するかのように、今回の砲撃に対してもかなり厭世的な意見が多く、ネット上には「このまま戦争が起きても別に構わない」といったコメントがほとんどだ。「戦争になれば、不況、就職難から解放される」「出世のチャンスが訪れるかもしれない」「これ以上失うものなんてないから、全部滅びろ」など、戦争を怖がるどころか、ひとつのチャンスだと捉えているフシもある。戦争を起こしてでも、現実逃避したいという気持ちすら感じられるのだ。極端ではあるが、「最悪の場合、みんな一緒に死ぬからそれも悪くない」という者までいる。いっそのこと、戦争ですべてリセットされることに、より多く期待を寄せているのが、今の韓国の若者世代といえるのだ。
それに、1999年に発生した「第1延坪海戦」、映画にもなった2002年の「第2延坪海戦」のほかにも、今まで何度も繰り返されてきた北朝鮮の挑発に対し、いら立ちを通り越して面倒臭さも感じているらしい。いまや、売られたケンカは買うのが礼儀、という雰囲気すら漂う。戦争に対する不安や恐怖などはそれほど感じられず、「ここまで挑発してんだから、もう戦争するしかない」「イチかバチか、はっきりさせようじゃないか」といったコメントが目立つ。ただ、万が一戦争になったとしたら、戦場へ向わされるのは彼らだという意識がしっかりあるかどうかは謎だ。
戦争に関するデマが広がるのも、若者世代が感じる絶望の表れなのかもしれない。
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