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日刊サイゾー トップ > 海外  > 陽気なDJが北朝鮮軍人を挑発?

陽気な女性DJがK-POPやラップをかけまくる!? 北朝鮮が頭を悩ます“心理戦放送”ってなに?

northkoreamind082402wb「心理戦放送」で使われるスピーカー

 この「心理戦放送」のFM電波を現地で録音した経験を持つ30代後半の受信マニアは「『北の兵士、住民のみなさん、こんばんは!!』と、若い女性のDJが最新K-POPをかけまくるという、韓国の普通のラジオ番組かと思うような明るい内容だった」と振り返る。「わざとラップ調の曲を流したりして自由度をアピールしているみたいだった」という。

 また、「若い兵士2人が登場して雑談をする番組が、印象的だった。話題は小銃の性能。『K11』という韓国軍の銃は『前に壁があっても、壁の向こうの敵を射撃できる』『10㎞先の敵も射殺できる』という、すさまじい性能をうたっていた」。「K11」は韓国軍の小銃で実在するが、当然ながら、そんな性能はない。だが、官製メディアにしか触れられない北朝鮮の兵士らは、そんなウソっぱちの誇張でも「本当かよ」と信じてしまうワケだ。

 ある民間の研究者は「放送は、ラジオ受信機の所持を禁じたり、妨害電波を出せば聞けない。だが、スピーカーは否応なしに聞こえてしまうので、兵士や住民が動揺すると、北当局は警戒している」と指摘する。

 北では、耳栓の配給が始まりそうだ。

最終更新:2016/01/27 12:04
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