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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > “ひとりTPD”【中川雅子】
宍戸留美×小明×Voice Artist【声優 on FINDER!】vol.34

「やっと褒められるようになっちゃって」【中川雅子】18年ぶりの“ひとりTPD”が駆け抜ける!

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――早いっすね!

中川 私の時代は、給食をぜんぶ食べるまで残されたりしてね。すごい少食だったから、それが嫌で嫌でしょうがなくって、“お腹が痛くなる病”になったんですよ。それからは幼稚園も行けず、小学校も行ったり行かなかったりを繰り返して、6年間で2年分くらいしか行かなかった(笑)。

――生粋の学校嫌い!

中川 生粋です! でも、友達にいじめられたわけじゃないから、学校終わったらみんなうちに遊びに来るんですよ。だから学校行ってないのに友達とは遊んでた。ただ学校が性に合わなかったんですよ。あのシーンとなった空気とか、「列の前の人から順番に発表しなさい」とか、そういうのが近づいてきると「キタ……キタ……」ってお腹痛くなっちゃうし、もう嫌で嫌で、耐えられなかったよ。

――じゃあ賑やかな芸能界は性に合ってたんじゃないですか?

中川 うーん、それだけはなぜか休まずに行けましたね。周りのメンバーも個性的な人が多かったから、ちょうど良かったのかも。普通の人はきっとできないですよ、TPDって(笑)。

――そうなんですか! でも、メンバーを入れ替えながら絶えず踊り続けるわけですから、かなり体育会系ですよね。

中川 そうそう、ダンスレッスンが過酷で、腹筋とかの筋トレばっかりやらされるんですよ。ボーカルレッスンでも腹筋やらされましたし、過酷な部活でしたねぇ(しみじみ)。

――さすが歌劇団……卒業の時も卒団って書かれるんですよね。

中川 そうそう(笑)。なんかすごいグループでしたね。でもダンスはやっぱり楽しかったですよ。はじめはツーステップすらできなくてダメダメだったんですけど、負けず嫌いだったのか、帰ってからも練習したりして、できるようになってくると楽しくなってきて、最終的に歌より踊る方が楽しいなって思ってました。TPDって、アイドルじゃなかったなぁ。

――今でいったらEXILEみたいな感じですよね。

中川 そうそう、ガテン系(笑)。

――TPD以前から、アイドルに憧れはあったんですか?

中川 もちろん! 『魔法の天使クリィミーマミ』が好きだったの。変身してアイドルになって、魔法も使えて、かわいい猫を引き連れて……子ども心に「これはすごい」と。それでアイドルに憧れるようになって、衣装もフリフリでかわいいし、いいなぁ、なりたいなぁって。

――それが、気付いたら、毎日筋トレをしていて……。

中川 本当だよ(笑)! でも、バブルだったから衣装はいろいろ着させていただいて、それはよかった(笑)。

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