一体どんな着色料が……!? 話題騒然の中国KFC「キワモノバーガー」を食べてみた
2015/08/20 14:00
#中国 #東アジアニュース #中国食品
消費者離れにより空席が目立つKFCでは、子どもを利用した「納涼族」が急増中
筆者が気になったのは、一体どんな着色料を使用しているのかということ。箱の容器には「天然の色」と強調されているが、本当かどうかは怪しい。食品不信高まる中国で、バラ色と黒というドぎつすぎる着色は、逆効果に思えるが……。
旧暦の七夕に当たる8月20日は、中国では「情人節」といわれ、男性が恋人に花やプレゼントを贈るバレンタインのような日。企業にとっては商戦となるわけだが、KFCはそこを狙って、この限定メニューを打ち出したようだ。しかし、KFCの店舗がロマンチックな場になりうるのだろうか? KFCによく行くという、日本人の主婦(36)はこう説明する。
「KFCの多くの店舗には子ども用の遊び場が設けられ、家のエアコンを使いたくない人が、子どもや孫を遊ばせながらダラダラと涼んでいる姿を多く目にします。子どもが騒いでも注意する大人は皆無で、恋人同士がロマンチックな時間を過ごす場所とは思えません」
ゴミ鶏肉事件以来、低迷を続けている中国KFCだが、今回の新メニューは起死回生に結びつくとは言いがたい。さらに気の毒なことに、中国では大した話題にすらなっていない。KFCの迷走は、しばらく続きそうだ。
(取材・文=中山介石)
最終更新:2016/01/27 20:04
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