拝金主義の中国でも純愛は健在!? 指輪を買うため20年間で小銭150キロためた男が、幼なじみにプロポーズ
2015/08/19 21:00
#中国 #東アジアニュース
いい迷惑だったのは、一日中硬貨を数えさせられたこの宝石店の店員たちだったかも?
「大きくなったら、僕のお嫁さんにするよ!」
幼い頃、幼なじみの女の子と、こんな約束をしたことがある人もいることだろう。しかし、本当にそれを実現した人となると、ほとんどドラマの世界でしかあり得ないのではないだろうか?
「安徽商報」によると8月1日、安徽省阜陽市にある宝石店に一人の男性がやってきた。店に入ってくるなり、男性は宝石を見ることもなく店員にこう尋ねた。「ダイヤの指輪が欲しいのだが、硬貨で買うことはできるか?」
突拍子もない話に驚いた店員が詳しく話を聞いてみると、これまでに何軒かの宝石店を当たってみたがすべて断られ、わらをもつかむ思いでこの店に来たのだという。男性は、こう話した。
「幼い頃、よく一緒に遊んでいた幼なじみがいた。すごく仲がよかったものだから、近所の大人たちから、『大きくなったら、お嫁さんにもらったらいい』と冗談を言われたりしていた。それで20年前のある日、その女の子に言ったんだ。『今日からお金をためて、大きくなったら僕のお嫁さんにするよ』と。それから今までずっと、小銭をため続けてきたんだ」
その後、成長した2人は、学校や仕事の関係で離れ離れになり、会うのは春節で帰省した時くらいになっていた。しかし、この男性は昔の約束を忘れることなく、ずっと小銭をため続けた。
そして30歳となった今、ようやくチャンスがめぐってきた。相手の女性が、仕事の関係で地元に戻ってきたのだ。
「お金をためて君をお嫁さんにするっていう、20年前の約束を覚えている?」
男性は勇気を奮い起こして女性に告白した。
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