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日刊サイゾー トップ > 海外  > 北朝鮮・精神科病棟の実態

外交官の子どもが相次いで収容……知られざる北朝鮮・精神科病棟「49号病院」の実態

 父親に本国からの帰国命令が出ても、子どもは「あんな国に帰りたくない」と駄々をこねる。ようやく説得して連れ帰っても、親は安心できない。

 友達に「外国はいい」などと言ったことがバレたら、親は保衛部に呼び出しを食らい、数カ月に及ぶ取り調べを受けて外交官をクビになったり、家族全員が教化所(刑務所)送りになったりするからだ。見せしめで処刑される恐れすらある。

 そのため親は、精神科病院にワイロを払って、子どもを入院させてしまうのだ。精神科病院の中ではいくら「外国はいい」と言っても、「この子は病気だから」の一言で見逃されるからだ。

 粛清、処刑が相次ぎ「明日は我が身」と恐怖に震えている幹部たちは、自分と家族を守るために、わが子をも犠牲にせざるを得ない 境遇に追い込まれているようだ。
(デイリーNKより<http://dailynk.jp/>)

最終更新:2016/01/27 12:06
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