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日刊サイゾー トップ > 社会  > 五輪ロゴ盗作問題の裏で代理店暗躍

五輪ロゴ盗作問題「売名でしょ?」指摘にベルギー激怒! もみ消しの裏にうごめく大手広告代理店の闇

「実は今回の問題が最初に浮上したとき、博報堂の人間から『盗作疑惑はシロだから、疑わしく取り上げないように。騒げば、同じデザイナーが手掛けた企業広告に悪影響が出てくる』という非公式の通達があった。盗作疑惑を追及すればCMスポンサーの機嫌を損ねる話になるからやめておけ、ということだったんだけど、『ひるおび!』はそれに服従しちゃったんじゃないかな」(同)

 プロデューサーによると、テレビ番組では出演者の中に広告代理店の顔色をうかがってステマをする者もいるという。

「企業側とダイレクトにつながることはほとんどないけど、間に入る広告代理店の人間とは接触が出てくる。それで、たとえば番組内で紹介した商品を、使ってもいないのに“愛用している”と言う出演者もいる。八代弁護士なんかは以前、テレ朝の情報番組に出ていたのにTBSの裏番組に移るなんて薄情なことをした人だから、何か得があれば自分の意見と違うことでも言いそうな人」(同)

 博報堂によるコメント工作が実際にあったのかはわからない。ただ、TBSはマスコットキャラクターのBooBo(ブーブ)が佐野氏のデザインで、漫画『クレヨンしんちゃん』の登場キャラからの盗作疑惑が指摘されており、盗作騒動の火消しの流れがあってもおかしくはない。

 何しろ東京五輪は巨大国家プロジェクトで、関連事業に群がる企業が後を絶たず、今回のエンブレムも配送業のヤマトホールディングスのロゴと組み合わせるなどして、企業タイアップが走り出してしまっている。企業も広告代理店も、そこをスポンサーにするテレビも、盗作騒動は都合の悪い話だ。ただ、いずれにせよ世間の反発は膨れるばかりで、テレビコメンテーターの抵抗ぐらいでその流れを止められるとも思えないが……。
(文=ハイセーヤスダ)

最終更新:2015/08/21 18:59
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