泉谷しげる“ギター投げ”で提訴 過去には「ラブライブ!」の“チョコ投げ”がトラブルになった例も
#泉谷しげる #ラブライブ!
歌手で俳優の泉谷しげるがライブ中に投げたギターでケガをした女性が、約300万円の損害賠償を求めて提訴したことが6日にわかり、メディアを騒がせている。
問題となるライブが行われたのは2014年6月22日。泉谷が客席に投げた弦の切れたギターが女性の額に当たったという。これに対し事務所側は、ファンに楽器を“渡す”ことはあるとして、慰謝料を支払う用意はあるが「事実関係や慰謝料の額では争う」としている。
このニュースを受け、ネット上では「切れた弦の先が目に当たったら失明の危険もあった」など泉谷の行為を批判する声も多く見られるが、泉谷がこのようなパフォーマンスをすることをファンなら承知しておきべきだとする向きもある。
アーティストが、ライブ中にステージから物を投げるのは珍しいことではない。ギターやベースのピック、ドラムのスティックは定番だ。変わった例だと、aikoがTシャツをばらまいたり、東方神起がホワイトデーに行ったライブで飴を投げたことがある。泉谷のように客に当たってしまった例としては、ワン・ダイレクションが14年に行ったライブで、ハリーが投げた飲み終えたペットボトルが客にクリーンヒット。空のペットボトルだったため大事には至らなかったようだが、ハリーは当たってしまったことに気づいて驚きの表情を浮かべる……という出来事が海外メディアで報じられた。
こうした事例を見ると、ステージ上から物を投げるという行為そのものではなく、ギターという重く硬いものだったから問題になるのだと結論付けたくなる。しかし、「チョコ」という小さなモノでもトラブルに発展してしまったケースもある。それは現在、劇場版の興行収入が22億円を超えるヒットで話題を集めるアニメ『ラブライブ!』の声優陣が出演するライブでの出来事だったという。アニメ雑誌の編集者はこう話す。
「メンバーの久保ユリカが投げたチョコが、観客の間で奪い合いとなってしまったんです。チョコの引っ張り合いならまだしも、目や背中、腕を殴られた。被害者は後日、眼帯姿や腫れ上がった腕の画像をSNSにアップし炎上騒ぎとなりました。また、同じくメンバーの三森すずこが投げたチョコはヤフオクに出品され、イタズラ入札で30億円の値がつくなど、炎上の種をばらまいてしまう結果に終わった。『ラブライブ!』は一部のファンの行き過ぎた言動が問題視されており、投げたらどうなるかの予想が甘かったスタッフ陣の責任といえるでしょう」
アーティストがファンにプレゼントをしたいと思う気持ちは否定されるものではないだが、“ファン層”を考えた上でパフォーマンスをする必要があるだろう。泉谷の件を受け、今後は自粛傾向が強まるかもしれない。
(文=清水翔子)
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