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日刊サイゾー トップ > 海外  > ロッテお家騒動「日本式」に非難

ロッテお家騒動勃発 “日本語をしゃべる”創業者一族に韓国人が大ブーイング!「韓国企業じゃなかったのか!!」

lotte0806.jpgロッテ本社(「Wikipedia」より/あばさー)

 創業者・辛格浩(シン・キョクホ、重光武雄)氏の後継者をめぐって、長男と次男が日本と韓国を舞台に争いを繰り広げているロッテグループ。従業員23万人を抱える韓国第5位の財閥だけに、日本同様に韓国でも連日メディアが大きく取り上げている。

 かつては、韓国で「ガム売り財閥」「ケチ企業」と冷笑されたロッテだが、創業者・格浩会長の経営理念である“去華就実”のもとに、グループは大きく成長。韓国ロッテはいまや韓国でも大規模な事業展開を行っているわけだが、今回のお家騒動で、これまでの苦労が水の泡になりそうな危機を迎えている。

 原因は、韓国の某テレビ局が入手・公開した、格浩会長と長男・辛東主(シン・ドンジュ、重光宏之)氏(元ロッテHD副会長)の会話の録音。経営権に関する話を、2人は完全に日本語で話していたのだ。「おとうさん」「昭夫」(次男・辛東彬氏の日本名)と、家族の呼び方も日本式。この会話が、韓国国民の不満と怒りを買ってしまったのである。

 そもそも2人の国籍は韓国。公式発表によると、格浩会長は日本国籍を取得したことなど一度もなく、東主・東彬兄弟は韓国と日本の二重国籍だったが、1990年代にすでに日本国籍を放棄したとのこと。そのため韓国人は、ロッテは韓国企業で、一族は当然、韓国語を使っていると信じていた。若い世代の中には、ロッテはもともと韓国生まれの企業としてスタートし、日本進出に成功して現在があると思っていた者も少なくなかった。ところがそのロッテ一族が、お互いの呼び名から日常的な会話まで日本式だったのだ。

 韓国のネットユーザーからは「てっきり韓国企業だと思ってたけど、これ聞いてわかった。ロッテは日本企業だった」「ロッテの経営陣は韓国人なのに、韓国語がしゃべれない。ガッカリ」「2人の会話がヤクザ映画っぽい」「今回の騒ぎで、ロッテの親日イメージがさらに強くなった」といった声が上がり、強い失望と反感が巻き起こっている。さらにこの会話だけでなく、東主氏がテレビ局のインタビューで日本語を話したことや、東主氏の副会長職解任指示書の署名に“辛格浩”ではなく、“重光武雄”と書かれていたことなどが次々と明らかになったことで、いまやお家騒動よりもロッテの企業国籍のほうが議論の的になっているほどだ。

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