暗証番号入力中にビリビリッ! 200ボルトの電流が流れる中国「感電ATM」にご用心
2015/08/07 18:00
#中国 #東アジアニュース
ATMを測定した際に200ボルトを指すテスター
「ATMから偽札が出てくるどころか、ATMそのものがニセモノだったという事件もありました。ATMの機械は、中国では中古品が個人でもネットを通じて50万円前後で買えるんです」と話すのは、中国で貿易業を営む日本人男性(43歳)。2010年に、北京で本物そっくりのニセATMが見つかったのだという。
警察が調べたところ、何も知らない利用客がATMにカードを入れてパスワードを打ち込んでも現金は出てこないのだが、「サービス一時停止」の表示が出てくるため、故障かと思ってそのまま立ち去るだけ。ところが、その間に利用者のカード番号とパスワードが盗み取られ、口座から勝手に現金が引き出されるという手口だった。
「これは利用者が騙されたり損をしたりする事件ですが、その一方で、機械の故障でいくら金を下ろしても残高が減らないという、利用者にとっては夢のような事件も起こっています。ただしこちらは、調子に乗って約300万円相当の現金を下ろして逃走した男が、後に逮捕されて無期懲役の刑に処せられているんですけどね」(同)
機械の故障なのにお金を多く引き出すと罪になり、偽札を出してもしらばっくれる銀行。結局、損をするのは利用する庶民ばかりというわけか。
(取材・文=佐久間賢三)
最終更新:2016/01/27 13:18
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
08:20更新
イチオシ記事
現役ヤクザも視聴する78歳の元山口組顧問弁護士・山之内幸夫が「アウトロー系YouTuber」に大転身した驚愕の理由