第2の大谷翔平か!? 早実・清宮幸太郎の“大物オーラ”と、父から受け継いだ“ビッグマウス”
#週刊誌 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
清宮の父親はラグビー・ヤマハ発動機ジュビロ監督の克幸氏、母親は慶應大学でゴルフ部主将だったというから、スポーツエリートである。
文春でスポーツ記者が、清宮のオーラのすごさをこう語っている。
「実は、私たち担当記者も彼に対してはなぜか敬語になってしまうんですよ。普通の高一には『どうだった?』とタメ口で聞くんですが、清宮には『どうでしたか?』と(笑)。いい大人たちが、彼の醸し出す大物感に屈しています」
現代では、元巨人の篠塚和典氏が清宮のバッティングをこう解説する。
「まず、構えたときのバットの位置が良い。左肘を高く上げているので、力強いスイングにつながっています。それに、インパクトの瞬間も良いですね。右肘が締まっているから、きちんとバットのヘッドが走っている。ただ、まだ上体の力で打っている印象なので、もっと下半身の力を使って打ってほしい。とはいえ、まだまだ伸びしろがあるということ。天性のパワーに技術がつけば、とんでもないバッターになりますよ」
原辰徳、清原和博、松井秀樹、高橋由伸、中田翔など高校1年の夏に甲子園に出場した選手たちは、プロ入り後もすぐにチームの主軸として活躍している。
身長184cm体重97kgの右投げ左打ちに期待が高まる。
ポストでは、この父にしてこの息子あり。父親・克幸氏について詳しく伝えている。克幸氏は早稲田のラグビー部のナンバーエイトとして2年生で日本選手権優勝、主将を務めた4年生で全国大学選手権優勝、卒業後はサントリーの主力として活躍した。
引退後の01年には、当時低迷していた母校・早稲田の監督に就任して3度の大学選手権優勝に導き、その後も社会人のサントリー、ヤマハの監督として優勝を果たすなど名将として知られている。
父親も「ビッグマウス」で学生時代から注目を浴びてきたそうだ。当時から克幸氏を取材してきたラグビージャーナリストの村上晃一氏が、こう語る。
「87年12月の『雪の早明戦』として今もファンの脳裏に刻まれる伝説の試合は重量フォワードを擁する明治が圧倒的有利。しかし、克幸氏は『明治のフォワードに破壊力はない、勝てますよ』と自信に溢れていた。実際、明治のラスト間際の猛攻をしのぎ早稲田が勝った」
早稲田の監督時代には就任1年目の01年、それまで全く歯が立たなかった慶応を相手に「30点差で勝つ」と宣言して、本当に33点差をつけて勝利したのである。
そして「これぞ清宮」という発言が03年4月、日本代表レベルでも勝つのが困難とされたニュージーランド学生代表に早大が勝利したときの発言だ。
記者会見場に入った監督の克幸氏は開口一番、報道陣に向かってこう言った。
「あれェ、(祝福の)拍手がないんですけど? 僕たち、すごいことをやったはずなんですけどね?」
この父親の「ビッグマウス」を受け継いだ清宮もなかなか物怖じしない発言で知られるが、それは彼がまだ挫折を知らないからだと指摘するスポーツ紙記者もいるようだ。
「メディアはまだ清宮ジュニアの実力を様子見している。真価が問われるのは甲子園で清原や松井のように怪物ぶりを発揮できるかどうか。今はまだマスコミに悪口を書かれていませんが、今後の野球人生でプロになればスランプやスキャンダルも経験する。自分に不都合なことを書かれて叩かれても今のように明るく振る舞えれば、本物のスーパースターでしょう」
幸太郎は「自分はまだ清宮ジュニア」、これから「清宮幸太郎になっていつか(父を)追い抜きたい」とコメントしているようだが、その意気やよしだ。
甲子園で「超大物」と騒がれたが、その後消えていった選手は数多くいる。8月6日から始まる甲子園でじっくり清宮のバッティングを見てみようではないか。今年の甲子園は弱小混戦のプロ野球より盛り上がりそうだ。
ポストはこのところ現代のお株を奪うかのように、株の値上がりを煽る記事が多いが、今週は「日本郵政株でひと儲けしよう」という記事を巻頭でやっている。
NTT株が上場した時、売り出し価格は119万7000円だったが、新規株は160万円の初値が付き、2カ月後には318万円まで高騰した。
市場の起爆剤として今秋予定されているのが日本郵政グループ3社の大型IPO(新規上場)である。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事