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日刊サイゾー トップ > 海外  > 中国「大きな困ったちゃん」たち

20歳女がスマホ買ってもらえず、車道に寝転がって親に抗議!? 中国一人っ子政策が生んだ、“困ったちゃん”たち

dada002.jpg中国の「小皇帝」たち。ワガママに育った彼らの未来を心配せずにはいられない

 こうした“大きな駄々っ子”は、中国では珍しくないという。上海市在住の日本人大学院生は、こう証言する。

「つい先週も、デパートで見ましたよ。化粧品のセットを親に買ってもらおうと、20代の女が大声で泣きわめいていた。『自分の娘がみすぼらしい格好をしてたら、お前も笑われるんだからな!』って文句を言いながら、ハンドバッグで父親とおぼしき男性の顔をバンバン殴っていた。自動車が欲しくて、ディーラーの前で寝転んで駄々をこねてる20代後半の男も見たことがある。特に中国の若い女性は、親だけでなく、彼氏に駄々をこねて買ってもらう時も同じ方法を使います。80后、90后は子どもの頃から染み付いているんでしょうね。中国の玩具売り場では、そこら中でガキが駄々をこねています」

 中国では、男の親が結婚資金やマンション購入費を援助するのは有名な話。親孝行という昔ながらの美徳は一人っ子の弊害から忘れ去られ、「親から搾り取れるだけ搾り取り、親が年を取ったらその時に面倒を見るか決める」というふうに変わってしまったという。そんな社会に、果たして明るい未来はやってくるのだろうか?
(取材・文=棟方笙子)

最終更新:2016/01/27 13:22
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