残念というか、やはりと言うべきか……「Windows 10」公開日になってもアップグレードできず?
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7月29日、Windows 10が正式にリリースされ、無償アップグレードがスタートした……はずなのだが、筆者の環境ではアップグレードできていない。昨日深夜から、Windows 8.1PCを2台、Windows 10 IPが2台、仮想OSに入れてあるWindows IPを1台、計5台で待ち構えていた。もちろん、すべての環境はWindows Updateで最新の状態にしてある。
ネットにも公式情報は出ておらず、掲示板などでユーザーが悲鳴を上げている状況。実は、対象ユーザーのPCには「$Windows.~BT」というフォルダが作成され、Windows 10の無償アップグレード用のデータがダウンロードされているようだ。これが、なんと6GBを超えるサイズ。これが途中で止まっているユーザーも多いのだ。筆者も12時間以上起動し続けているが、1~5GB程度しかダウンロードできていない。Surface Pro 3にインストールしたWindows 10のビルド10240は、フォルダのダウンロードさえ始まらない。
何がおかしいかというと、今アップグレードする予定のないPCにまでダウンロードされている点。まずは、Windows Insider Program参加者からアップグレードすると発表しているのだから、Windows 7/8.1ユーザーのダウンロードは後回しでもよかったはず。ネットでは、無償アップグレードの予約をキャンセルしたのに、ダウンロードが始まっているという報告もある。もしくは、もっと前からダウンロードを開始し、当日はキーとなる小さなファイルのみをダウンロードさせるようにすればよかったのだ。
まぁ、Windows Insider Program参加者できちんとアップグレードした人は、製品版と同等のビルド10240になっていると思うので、機能的にそれほど差はない。しかし、そこは「当日にアップグレードしました!」という報告をしたいところ。特にライターなどは、仕事にも差し障りが出てくる。せめて「アップグレード終了は●時間後」とか、タイミングを予告してくれるだけでもありがたいのだが……。
マイクロソフトとしては、スタートダッシュを決めて一気に普及させたいところだが、いきなりグダグダの状況。一両日中に挽回しないと、泥沼にはまりそうな気配もある。気合を入れて、アップグレードを頑張ってほしい。それにしても、どうして無償アップグレード用のISOファイルを公開しないのだろうか? サーバ負担が、ずっと小さく済むと思われるのだが。
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