唐沢寿明ドラマ『ナポレオンの村』に「期待外れ」の声……日曜劇場に取り憑いた『半沢直樹』の呪縛とは?
#ドラマ #TBS #唐沢寿明 #日曜劇場
TBS系の「日曜劇場」枠で放送中の唐沢寿明主演ドラマ『ナポレオンの村』の第2話が26日に放送され、平均視聴率7.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。初回の12.7%から5.3%も急落してしまった。
「『日曜劇場』枠最大の“大コケ”といわれた昨年放送のコメディードラマ『ごめんね青春!』でさえ、第2話で7.7%を獲得していた。今回は、裏番組の『世界の果てまでイッテQ!登山部マッキンリーSPイモト北米大陸最高峰への挑戦!』(日本テレビ系)の注目度が高かったとはいえ、この落ち込みぶりは今後も尾を引きそう」(テレビ誌記者)
石川県羽咋市の職員・高野誠鮮氏の著書『ローマ法王に米を食べさせた男 過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか?』(講談社)が原案の『ナポレオンの村』は、消滅寸前の限界集落を立て直すため改革を巻き起こす“スーパー公務員”の奮闘を描くヒューマンドラマ。麻生久美子、沢村一樹、星田英利らメインキャストのほか、第2話には、約3年ぶりの連ドラとなる菅野美穂がゲスト出演した。
放送前、視聴者の期待値が高かった同作だが、初回放送後は「深く考えなければ面白い」「フィクションだと割り切れば、いいドラマ」といった意見と同時に、「思ってたのと違う」「期待外れ」との声が殺到。どうやら、ツッコミどころ満載の脚本や、大雑把に描かれた人物描写に首を傾げる視聴者は多いようだ。
その一因に、「日曜劇場」に染みついたブランドイメージがあるという。
「前クールの同枠では、異例の制作費と撮影期間が話題となった大作『天皇の料理番』をヒットさせたTBSですが、『半沢直樹』のメガヒット以降、『日曜劇場』といえば“骨太ドラマ”のイメージが定着。さらに今回は、池井戸潤原作『ルーズヴェルト・ゲーム』の主人公を同枠で演じた唐沢が主演ということもあり、視聴者も“見応え”を期待してしまった。しかし、フタを開けてみると、家族で気軽に見られる軽い作風。多くの視聴者が『これなら、継続して見なくてもいい』と脱落したのでは?」(同)
肩肘張らない作風のドラマだと、ことごとく“大コケ”している「日曜劇場」。同枠が持つイメージが、『ナポレオンの村』にとってこれ以上、枷とならなければいいが。
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