「大切なものを取り戻しにきた」今年のライブツアーは原点回帰! “古くて新しい”ジャングルポケットとは!?
#お笑い #インタビュー
――太田さんのやる気を知っているからこそ、言いづらいところもあったんでしょうね。でも、結局はやることになりましたよね。
太田 前回までは、僕が稽古をやりたがりなんで、朝まで打ち合わせして稽古して……を繰り返してたら、斉藤の肌が荒れてしまったりとハードだったんですよ。だから今回は極力3人が集まらないように、要所を効率よく、ストレスのないエコな稽古をやっていくようにしようと。とはいえ、昨日斉藤に今年初のじんましんが出て、休ませないとってなってますけど(笑)。
斉藤 今年は全然、ネタに関しては太田に任せていて、楽ですね。楽をしちゃいけないんですけど(笑)。
おたけ ツアーは決まっちゃったんで、やらざるを得ない。ツアーやることはいいことだし、ネタやらないのはダメだと思うんで。まぁ、僕がネタを考えるわけじゃないですけど。
斉藤 おたけは、夏は花火とか海とかレジャーを楽しみたい人なんで、それがストレスにならなければいいんじゃないかと。おたけは、その計画が潰されるのを嫌がっているんですよ!
――先ほど、全国各地で笑いの質が違うとおっしゃってましたけど、例えばどんなときにそれを感じますか?
太田 大阪はお笑いを見に行く層が多いので変わらないけど、北海道や仙台に行ったときは営業に近いなと思いました。普段お笑いを見ない人たちに向けてやらなきゃいけないんですよ。如実に“斉藤面白ショー”を求められてるな、と感じることが多いですね。
斉藤 それに、やっぱり地方にいてなかなか東京に来れないファンを大事にしなきゃいけないなっていうのは、ずっと思っていて。東京に来るだけでもお金かかるから、学生なんて、どう頑張っても見ることができないじゃないですか。そんなときに、僕らを身近に感じてもらえるのが、このライブなんですよね。
――地方によってネタを変えたり、違いを加味したりといったことはしますか?
太田 今回はそこ考えたりはしてないです。どんな人たちが来ても笑えるように、とは思っていますけど。
斉藤 賞レース向けにネタも考えていて。ルミネと全国ツアーのお客さんでは全然違いますけど、共通してウケるところは賞レースに使えるかなと思っているんですよ。だから、お金払って見に来てくれるお客さんに申し訳ない気持ちもあるんですけど、結果を出すためにうちらのそんな実験やワガママに付き合ってもらうといいますか。でも、賞レースで結果残したら、ファンの方への恩返しになるかな、と。
太田 だから、スベったとこも評価として受け止めますよ! それに、今までは「賞レースでこういうのいいよね」っていう、ある意味“テクニック”で笑いを作ってたこともあって。言ってしまえば“ブレてた”んですよ。オレたちっぽくないっていうか……。枠にとらわれすぎていたんじゃないかって気づいて。
斉藤 今回は、大切なものを取り戻しにきたんです! 型にはまっていた部分を取り除く作業ですよ。いうなれば、ジャングルポケットの原点回帰、初期衝動ですよ!
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