トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 『巌流島』放送中止の裏に何が

新格闘技イベント『巌流島』フジテレビ放送“直前中止”の裏に「キックバック問題」の可能性

「主催者との契約問題のほか、CS局は有料放送なので、『巌流島』目当てに契約した視聴者との問題もある。そんなリスクを負ってまで、費用を注いで作った番組企画自体を放り投げるのは、よほどの事情があったはず。他イベントが立ち上がるなら、今回の放送後に終了させればいいだけ」(他局のプロデューサー)

 過去、フジでは人気格闘技イベント『PRIDE』に暴力団との関係が報じられた際、「契約違反にあたる事象があった」として放送を打ち切ったことがあり「一番考えられるのは、コンプライアンスの問題」とプロデューサー。

「ほかに考えられるのは、業界では“キックバック”といわれるイベント側と番組サイドで不正な金銭のやり取りなどがあった可能性。それならば中止もあり得る」(同)

 いずれにせよ、前日の宣伝番組や翌日の録画放送までもが中止。当日の生中継枠は、重要と思えないビーチサッカーW杯試合の再放送となった。『巌流島』自体は次回、12月開催を予定するというが、テレビありきのイベント企画だっただけに前途は多難だ。最近、衰退の一途をたどる格闘技界を象徴するような迷走ぶりだった。
(文=ジャーナリスト・片岡亮)

最終更新:2015/07/23 16:30
12
ページ上部へ戻る

配給映画