白紙の新国立競技場“ザハ案”に中国人投資家が食指!? ただし「買い上げ」ではなく「パクリ」
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白紙になった東京五輪の新国立競技場について、中国人投資家から「宙に浮いたデザイン案を使いたい」という話が出ている。中国・寧波市の日系商業施設にも投資をした中国人投資家が、「スケールを縮小して中国に建設したい」と日本人の建設業者に打診しているのだ。
新国立競技場のデザインは、世界的に有名なイラク人の女性建築家ザハ・ハディド氏によるものだが、建築家たち主導のデザイン案で進めたために最終的に推定予算は当初の1,300億円から2,520億円に膨れ上がり、猛反発を生んだ。費用がハネ上がったのは予算を考えない斬新なデザインが原因で、政府は予算削減ではなく「ゼロベース」での計画立て直しを決めた。
ただ、これには「正しい手続きを踏んだ国際的コンペの採用デザインを棄てるのは、国際的信用をなくす」という批判もあり、これが中国の一部報道では「日本の無計画な失態」と報じられた。これを受けた中国人投資家が「だったら私がこれを拾おう」というのだが、デザインを買い上げるわけでもないというから驚きだ。
投資家の話を伝え聞いた建設業者の関係者によると、この投資家は過去、中国各所でエッフェル塔やシャンゼリゼ通りなどヨーロッパの建造物を模倣して建てた建設業者とも仕事をしている関係で「おおよその外観図さえあれば8分の1ほどの縮小版を造れる」と豪語。つまりは見よう見まねでニセ新国立競技場をミニチュアで作ってしまえというわけだ。
「でも、中国のニセ建物はすでに建設されたものの寸法を計って再現したもので、見よう見まねであの難しい形状を建てれば、おそらくは恥ずかしいシロモノが出来上がるでしょうね」と関係者。
さらに「その投資家は“ザハ案”を2018年の平昌冬季五輪で使うというトンデモ案も出していた」という。
「すでに人を通じて韓国の文化体育観光部に打診したと言うのでびっくりです」(前出関係者)
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