学校の敷地内で青姦し放題!? 「コンドームCM禁止」で「中絶広告推奨」の中国で、性モラルが崩壊寸前
#中国 #東アジアニュース
広州市在住の日本料理店オーナーは言う。
「中国にはラブホというものがなく、時間貸ししている一般ホテルもチェックイン時に身分証がいるので、近所のマンションの一室が“闇ラブホ”になっている。いつもジャージ姿の中学生や高校生が出入りしていますよ。あと、IKEAなどの家具店に陳列されいるベッド上でも平気で抱き合ってイチャイチャしてるカップルもいるし、性のモラルも崩壊していますよ」
中国のネット上には、避妊や中絶に関して、さまざまな意見が飛び交っている。
「コンドームのCMは禁止するのに、中絶のCMは奨励している。だから国内では避妊に対する間違った知識が広がって、避妊はせず、中絶だけするようになった」
「先進国のように、学校で『性行為』のことをきっちり教えるべきだ。ネットでアダルト動画を簡単に見られる環境も変えたほうがいいんじゃないか」
「一人っ子政策のために、中絶は必要だった。だから、中絶広告は奨励されているのだ。政策が緩和されて2人目が産めるようになっても今さら遅い。生活が苦しくて、その負担を負える人が少ないから、結局中絶する」
というふうに、国への批判ともとれる意見も見られた。上海市在住歴10年の日本人ビジネスマンは言う。
「女性向けの美容サイトや通販サイトなんか見ていても、中絶専門クリニックのバナー広告がバンバン出てきますよ。一人っ子政策が当然だった40~50代の親世代がそもそも『中絶は悪くない行為』と刷り込まれてしまっているので、娘が望まない妊娠をしても、体の負担のことを考えず『さっさと中絶すればいい』と考えている。コンドームの普及率がよくないのは、中国製コンドームは粗悪品が多く、厚さもあって、装着感がハンパなかったから。日本製の薄いコンドームが普及すれば、この国も中絶件数が減ると思うんですけどね」
確かに、中国の街中には「人流(人工流産→中絶)は安全で簡単!」「気楽に15分寝てればおしまい」などとうたった広告があふれている。中絶件数の増加は、「一人っ子政策」の負の遺産といえるのかもしれない。
(取材・文/五月花子)
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