マーシーは大丈夫!? 盗撮・性犯罪者の再犯防止“電子アンクレット”、韓国芸能人初の装着へ
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実際、電子アンクレットで犯罪者の日常を統制できるかといえば、100%ではないという。装着者は居住地から最も近い場所に位置する保護観察所で日常を管理され、万が一、位置追跡ができない場所に行けば電子アンクレットから警告信号とアラームが発せられ、保護観察所から即座に電話がかかってくる仕組みになっている。装着者は午後11時から朝6時まで外出禁止となるが、施行から8年目を迎える最近では、電子アンクレットの毀損が増えているという。現在、294名の装着者を管理しているという大邱(テグ)市の保護観察所によると、08年には1件もなかった電子アンクレットの毀損事例が、12年には5件、13年には6件もあったという。今年はすでに2件、切断事件も発生。幸い装着者が再犯することはなかったが、この事実は電子アンクレットの課題も浮き彫りにした。
また、監視人員も少ない。大邱市の保護観察所関係者によると、「大邱市内の監視対象者を担当する職員は5名しかいない。その人員で対象者の確認と出動を並行させるのは不可能だ」と嘆いている。しかも、装着期間を終えた者が再犯するケースもある。7月13日にも、昨年3月まで電子アンクレット装着者だった大邱在住の44歳の男が、取り外しから1年足らずで再び性犯罪に走っている。
そんな危険人物たちの存在を事前にキャッチできるように、韓国の女性家族部は昨年8月に「性犯罪者アラームe」というアプリを開発。スマートフォン向けに、電子アンクレット装着の性犯罪者の情報を公開しているだけでなく、性犯罪者の居住地域に入った場合はアラームで知らせてくれるという代物で、性犯罪者の動向をリアルタイムで確認できる。コ・ヨンウクもまさにその警戒対象になったわけだが、果たして……。
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