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「ひと夏で数十万円荒稼ぎ!?」セミの幼虫をガムテープで乱獲する“昆虫食大国”中国の村人たち
2015/07/09 18:00
#中国 #東アジアニュース
カラッと揚がった幼虫にはビールが合う!?
村人はこれを屋台に直接売りにいくわけだが、キロ当たり70元(約1,400円)で買い取ってくれるという。村人は、一晩に平均して200~300元(約4,000~6,000円)の収入になるという。中には、ひと夏で数十万円稼ぐツワモノもいるという。地中から湧いて出てくる幼虫を勝手に取って売るだけだから、元手はほぼゼロだ。
「中国では、昆虫食がさほど珍しくない。屋台に行けば、セミの幼虫のほか、サソリや蚕、タガメ、トカゲやバッタなんかが、揚げたり、焼いたりした状態で売られています。日本人にはゲテモノとしか映りませんが、タンパク質が豊富で食感もよく、夏にスタミナをつけるという意味で、現地の人は好んで食べていますよ。ただし近年では、殺虫剤や防腐剤など有害物質が多く含まれていたり、別の昆虫で偽装したりすることもあるようで、私は絶対、食べませんけどね」(中国在住の日本人)
近年、セミの幼虫の価格は上昇し、各地でこうした残酷な乱獲が行われているという。夏の風物詩を食べつくす行為に違和感を覚えずにいられないが、そのうちセミが中国からいなくなる日が来るかもしれない。
(取材・文=金地名津)
最終更新:2019/07/02 12:31
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