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日刊サイゾー トップ > インタビュー  > おかずクラブ「新たな女芸人の道」

ネクストブレーク芸人・おかずクラブが語る、「ブスいじり」の終焉と新たなる女芸人の道

_78A9316.jpg見ればみるほどじわじわくる、オカリナ。

■NSC時代は、ヤバかった

オカリナ 私、小さい頃から、人が普通にできることができないんですよ。人の話も聞いてないし。なぜか私の行動をみんな笑ってて、なんでだろう……みたいな。そんな子だったので。

ゆいP 出会ったばかりの頃、公園でね、スズメが死にかけのセミをつついていたんですよ。それを見たオカリナが、いてもたってもいられなくなったのか、近くにあった木の棒でスズメを追い払ったんです。25歳ですよ。これはヤベぇなと。コイツと組みてぇなと(笑)。だって、こんな人いないですもん。

オカリナ いつもそんなに正義感があふれているわけじゃないんですけど、その時はなんかセミを助けてあげたかったんですよね。

ゆいP でも、道端にいる鳩に忍び寄って、足音で驚かせたりしてるのとか見ると、ちょっとイラッとしますね。子どもがやるようなことを30近い女がやってるんだと思うと、腹立っちゃって。

オカリナ 正直、大人だからやらないという意味がわからない。でも今はやりたいなという気持ちがあっても抑えてますし、だいぶ成長したと思います!

ゆいP いや本当、当時に比べたらだいぶマシになりました。遅刻をし、さらに携帯を忘れたオカリナが待ち合わせの駅に6時間突っ立ってたこともあったよね。

オカリナ 連絡しようがないから……。

ゆいP 後で同期から「オカリナが駅前で戦争孤児のように待ってる」って、メールが来た(笑)。変わってるんですよ。学校の近くだったし、知り合いを探して連絡するとか、方法はあると思うんですけど。

オカリナ だって、誰とも仲良くないし。

ゆいP もう、大変。大変です。

――もともとトリオだったとお聞きしましたが、やはりオカリナパワーを一人で受け止めるのはキツかったということでしょうか……?

ゆいP 最初から2人だったら、本当にキツかったと思います。最初に組んだ子がクッション役になってくれてて、なんとか保っていた。

オカリナ そうなんです。

ゆいP 真剣にネタ考えてる時に、トイレ行って寝てたりね。

オカリナ 寝たいって言える雰囲気じゃなかったんで、隠れて寝るしかなかったから。

ゆいP でも、その子が辞めちゃったんですよ。

オカリナ いま思えば、ネタできなくて公園で寝泊まりしたりしたのがツラかったのかもしれない。

ゆいP ゴキブリとか走り回ってたし、精神的にも肉体的にもキツかったのかもね。私たちとは違う感じで、オシャレもちゃんとしてたし、彼氏もいた子だし。そして、普通の体形だったし。

オカリナ ゆいPは、ストイックすぎるんですよ。

ゆいP 確かに、NSC時代はヤバかったです。始発で来て終電で帰ってた。どんだけ頑張ってたんだっていうくらい、頑張ってた。

オカリナ ただただ、ツラかったですね……。

ゆいP みんなが飲み会行ったり、男女で付き合い始めたり、なんなら付き合ってもないのにそういうことしてたり、そういう情報ばっかり聞いてましたけど、でも私たちはね、そういうことじゃないでしょ、何しにNSCに来てるんですか!? っていう。

――カッコイイ~!

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