「まさか、自分が園監督の映画に出演するとは……」トリンドル玲奈が語る女優業、プライベート
#映画 #インタビュー #トリンドル玲奈
――ミツコの内面は、役作りが難しそうですよね。
トリンドル こういうふうに演じようとか考えなかったというか、とにかく想像がつかなくて(笑)。でも現場でミツコの衣装を着て、ミツコの顔で入ると、現場の雰囲気も手伝ってスッと役に引き込まれていきましたね。ミツコについては、園監督からの指示もあまりなかったんです。現場に入ってスタートがかかる直前に、「今はこういう状況だから」と説明してくださることが多かったですね。そもそも想像ができない作品だし、園監督ならではの世界観なので、直前に一言二言わかりやすい言葉で言ってくださるというのは、すごくありがたいなって思いました。
――画面のインパクトもすごいんですが、特徴的なセリフが多い作品だなと感じました。
トリンドル 「運命を変えるためには、自分が普段絶対やらないことを、自分が気づく前にやること」というセリフがあるんですが、私はそれが一番印象的ですね。それって、どういうことなんだろうって。私はどちらかというと、運命は自分で決められないものだと思っているんです。自分で決められないから、運命って言うんだろうなって。“普段絶対やらないことを、自分が気づく前にやってみよう”って、何度か実践したんですけど、そう考えている時点で気づいちゃってるんですよね(笑)。もう何年か自分の中で模索してみて、答えが出なかったら園監督に聞こうって思っています。
――トリンドルさんは、運命を感じたことってありますか?
トリンドル 私は本当にいろんなことに運命を感じますね。このお仕事をいただいて、今こうやってインタビューしていただいていることもそう。全部、運命なんだろうなって思います。もちろん、自分が「こういうお仕事をしたい」と思っていたから今があるけど、自分だけでは絶対にできなかったと思うので。人と出会ったり友達になったりすることは、全部運命なんだろうなって思っています。
――プライベートでは歌舞伎がお好きだそうで、意外な趣味というか。Instagramにも歌舞伎へ行ったときの写真をアップされてましたね。
トリンドル 歌舞伎のような芸能でも、食べ物でも、日本の文化って知れば知るほど好きになるし、興味が出るんですよね。福岡に住んでいるおじいちゃんとおばあちゃんの家に行くと、いつも朝から和食を作ってくれて、それがすごく好きだったんです。でも食以外に和のものに触れることってあまりなかったんですが、去年お母さんのお友達が初めて歌舞伎に誘ってくれて。行ってみたら、何もかもが素敵だなって思ったんです。目に入ってくるもの、聞こえてくるもの、全部に感動しちゃいました。
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