韓国版・香里奈か? “セックス動画流出”デマで韓国人気女優がピンチ!
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昨年、写真誌「フライデー」(講談社)に大股開き写真をスクープされた香里奈のイメチェンが話題を呼んでいるが、お隣・韓国でも人気タレントが“セックス動画流出”のデマに苦しんでいる。
犠牲になったのは、人気女優のイ・シヨン。1982年生まれで、今年33歳となった彼女は、モデルを経て芸能界デビュー。日本でも人気を博したドラマ『花より男子』や『風の国』に出演して注目され、芸能人同士が仮想カップルとなるリアルバラエティ『私たち結婚しました』で、一躍人気者に。以降、『富豪の誕生』『ゴールデンクロス』『一理ある愛』といったドラマでヒロインを務める傍ら、役作りのため始めたボクシングに目覚め、2012年には各種アマチュア大会で優勝。13年には韓国代表の座をかけた全国アマチュアボクシング選手権に準優勝するなど、“ボクサー女優”としても活躍中だ。6月20日からは、ドラマ『美しい私の花嫁』がスタートしたばかりだった。
ところが、その頃から、ある怪文書が出回り始める。そこには、シヨンが所属事務所と不仲にあること、所属事務所が画策したシヨンのセックスビデオがあり、検察が調査中であることなどが書かれていたという。さらに、この件に気を揉んだシヨンが自殺未遂を図ったとのウワサまで上るほど。韓国で“チラシ”と呼ばれるこの怪文書は、SNSなどを通じて瞬く間に拡散。一部メディアで「女優Aのセックスビデオ流出か」と報じられる事態になった。
これを受け、所属事務所は同月30日に公式声明を発表。すべてが事実無根のデマであり、怪文書の流布者を名誉毀損で告訴するとともに、刑事処罰も求める強硬な姿勢を示している。現在、ソウル中央地方検察庁は捜査を進めているが、今回のデマでシヨンが負ったダメージは大きい。ネガティブなイメージが付きまとっているだけでなく、過去に出演したラジオやテレビ番組での発言に、再びスポットライトが当たっているのだ。最近では、13年に出演したバラエティ番組での「デビュー当初、オーディションのために年を2歳ごまかした」「学生の頃に整形した」といった発言が掘り起こされている。デマの流布者が特定され処罰が下されても、彼女の憂鬱は終わらないだろう。
実際、過去にシヨンと同じような“チラシ”を流布された芸能人たちは、その苦痛を告白している。例えば歌手のIVYは、07年に元彼からセックスビデオをネタに脅されているというデマを流され、一時、芸能活動休止を余儀なくされた。彼女はその後に出演したとあるテレビ番組で「女性としての自尊心がとても傷ついた」と涙を見せた。
同じく歌手のソルビは09年、セックスビデオがあるとの“チラシ”が出回り、ネット上では“ソルビ動画”なるものが拡散したが、それはすべて事実無根。“チラシ”は根も葉もないデマで、動画の正体は、彼女に似た女優が出演する日本のアダルトビデオだった。それらを流布したのは、10~20代の男性5人で、悪意的なウソを流布したとして検挙されたが、ソルビは芸能活動休止に追い込まれるどころか、うつ病を患い、精神科で心療カウンセリングを受けるほどだった。こうした事例を考えると、シヨンも事態が長期化すればするほど、精神的苦痛は大きくなるだろう。
現在は、ドラマ『美しい私の花嫁』の撮影に、けなげに取り組んでいるというシヨン。今月5日には、芸能番組『セクションTV』がウワサになった動画を分析し、「シヨンには胸にホクロがないが、動画の女性にはホクロがある。同一人物ではない」とし、あらためて“チラシ”がデマであることが確認されたが、いまだに犯人はわかっていない。香里奈のように、仕事激減とならなければいいのだが……。
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