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日刊サイゾー トップ > エンタメ > スポーツ  > JFA「川淵三郎の院政」はウソ?

本人はサッカー界に興味ナシ!? JFA幹部が怯える“川淵三郎という幽霊”の存在

51YZ018T3ZL.jpg『川淵三郎 虹を掴む』(講談社)

 『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演した、日本サッカー協会(JFA)最高顧問である川淵三郎氏の発言が注目を集めている。

 現在、川淵氏は日本バスケットボール協会(JBA)タスクフォースのチェアマンを務めている。なぜサッカー界の川淵氏が? と誰もが思うところだが、現在のJBAは、内輪モメを国際バスケットボール連盟に問題視され、資格停止処分の制裁を受けている。この問題を解決するために、トップダウンで物事を決められる川淵氏に白羽の矢が立った。そして、その制裁が99%解除されたということで、『ワイドナショー』に川淵氏が出演したのだ。


 番組の終盤で川淵氏は、自身の今後について「バスケットボールの次はハンドボール、次がホッケー、あとはバレーボール」と改革の展望を語ったが、そこにサッカーの名前はなかった。サッカー関係者は「川淵さんは、数年前から日本サッカー界に興味はない」という。

「川淵さんは2008年以降、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)の整備に取り組んできました。その時期くらいからJFAとは距離を置いており、以前のように、トップダウンで何かを決めるということはありません。川淵さんが後任会長に指名した犬飼基昭氏が派閥争いで敗れ、志半ばで辞めた時も、川淵さんにJFAをひっくり返すだけの情熱はありませんでした」(同)

 ところが、現在のサッカー界ではいまだに「JFAは川淵が院政を敷いていて、幹部は川淵の言いなり」という声が内外で聞かれる。これは、どういうことなのだろうか?

「一部の幹部が“川淵の印籠”で仕事をしているからです。自らの意向に沿わないことがあると、『そんなことをしたら、川淵さんが……』と名前を持ち出し、自分たちの都合のいいように運営しているだけ。今のJFAには、絶対的な権力者だった川淵三郎という“幽霊”を利用する者と、それに怯える者しかいない」(同)

 数々の革新的な手法でスポーツ界を改革し続ける川淵氏だが、後継者を選ぶ眼力だけは持ち合わせていないようだ。
(文=TV Journal編集部)

最終更新:2015/07/02 21:00
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