合わせ鏡のような東京&ソウルの夜事情 現れては消える「エロ系コスプレガールズバー」
#風俗 #韓国 #東アジアニュース #ソウル弾丸ツアー
ウォン高にMERS騒動で、経済、観光ともに踏んだり蹴ったりの韓国だが、夜の歓楽街でも酔客や観光客にとっては逆風が吹きすさんでいる。
身も心も解放し、揉みほぐしてくれる高級ソープみたいな按摩でスッキリしたあと、昨日の2人と待ち合わせ場所である、カンナムの飲み屋街へと向かった。
チョ氏の話では、ソウルでは今、ちょっとセクシーなガールズバーが人気だという。日本で流行ったものは、数カ月後には韓国で流行り、その逆もまたしかり、というのは事実のようだ。
日本には、パンチラガールズバーがあるくらいだから、ソウルでも同じようなのがあるのかもしれない。飲み屋街の路地を歩くと、いたるところに“Bar”の文字が並ぶ様子は、いやおうなしに妄想をかき立てる。ガマンしきれず、チョ氏にどんな店なのか聞いてみた。すると、
「これから行くのは、ビキニの女のコがいるガールズバーですよ、アハハハハ」
そう言って笑うチョ氏が、一番うれしそうだった。
(どうせならそっち行ってから按摩に行った方が楽しかったかも……)
内心、そう思ったが仕方ない。それでもビキニバーに近づくと、一旦は解放して静まったスケベ心が、またしても息づいてきた。が、チョ氏おすすめの店の前に着くも、様子が変わっているようだ。
「おかしいですね、看板が変わってますよ。ちょっと聞いてみましょう」
そう言って入っていったのは、雑居ビルの中にある“sexy bar”という看板の店だった。同じビルのほとんどのフロアを占めるのは大きな学習塾で、学問と風俗が同居するビルは、日本にはない新しいコラボレーションといえる(笑)。
オフィス然とした無機質なエレベーターや廊下の先にバーの入り口があり、店内に入ると、カウンターに5人ほどの女のコがいるが、客はゼロ。それに、女のコはビキニでもなければセクシーな服を着ているわけでもない。これはどういうこと……?
すぐに現れた美人マネジャーにチョ氏が何やら聞くと、個室に案内されるのだった。
バーなのに個室があるってのも、日本とチト違うところだが、そこで美人マネジャーに聞くと、日本と変わらないソウルの繁華街の実情がわかってきた。
「去年までは他にも何軒か水着ガールズバーがあったけど、今年から摘発が厳しくなり、ほとんどの店が閉店したらしいです。今は“sexy bar”という看板を出していても、オフィスレディーのコスプレくらいになってるみたいです」
一番楽しみにしていたチョ氏が、残念そうに通訳してくれた。
ちなみに料金は、個室のルームチャージが5万ウォン、ボトル10万ウォン、ビール1500ウォン程度と、夕べのノレバンと同じくらいはかかってしまうようだ。
「それならカウンターで飲めば安上がりなんじゃないの?」
そう聞くと、
「客はみんな、個室に案内するシステムなんですよ」
ピョ氏がこっそりそう教えてくれた。“カモ”ってわけじゃないんだろうが、これだけヒマならさもありなん。
「マタ、来テクダサイネ」
個室を出るときマネジャーは記者に向ってカタコトの日本語でそう言った。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事