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そんな世相を反映してか、韓国ジャーナリズムのトップとして名高い「ハンギョレ新聞」の記者団が連載する児童虐待シリーズが、今年6月に韓国記者協会が選ぶ「今月の記事賞」を受賞した。
同連載内の調査結果によると、韓国で2008~14年の間に起こった児童虐待による死亡事件は110件。問題は、そのうち刑事罰が適用された事件が約半数の61件にとどまり、しかもほとんどが殺人罪の適用を免れている点だ。児童虐待は物証や目撃者に乏しく、韓国では量刑が甘くなる状態が放置されているのだという。
背景にどんな理由があるにせよ、子どもにしわ寄せがいく社会は、成熟しているとはとても言い難い。韓国社会で起きている児童虐待事件に対する波紋は、そんな自国の状況への危機感の表れなのかもしれない。
(取材・文=河鐘基)