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日刊サイゾー トップ > カルチャー  > プロギャンブラーがすごい!
プロギャンブラーのぶきトークショー

「ギャンブルはステップにすぎない!!」クレイジーじゃない、とってもクレバーな旅人

nobuki_062901.jpg現在は講演や作家活動、広告塔、タレントとして活動している。他に著書『勝率9割の選択』(総合法令出版)がある。

 “ギャンブラー”と聞いて、誰もが想像するのは、やさぐれた、ある意味クレイジーなヤカラに違いない。しかし、そこにいたのは、ギャンブルを論理的にビジネスチャンスに結びつける、非常にクレバーな男だった。

 日本人で唯一のプロギャンブラー・のぶき氏が、6月下旬、下北沢の旅カフェ「ステイハッピー」で、自身2冊目の著書となる『ギャンブルだけで世界6周』(幻冬舎文庫)の出版発表とトークショーを開催した。

 長髪をうしろで束ねた浅黒い肌のその男は、うさんくさいパチプロや雀士とは違って、優しく、しかし鋭い目つきで話し始めた。

「自分が生きるスタンスは、『思いやり』です。自分にしてほしいことを、相手にもしてあげたい」

 冒頭に語られたこの言葉も、最初こそ、「ありがちな自己弁護」程度にしか聞こえない客もいただろう。しかし、並のギャンブラーの単なる武勇伝とは一線を画す内容だということはすぐにわかった。

 今回のテーマは、彼自身が経験した、「ギャンブルと世界6周の経験をいかにビジネスにつなげたか」をもとに、「旅をどうビジネスチャンスに結びつけるか」というもの。一般的には結びつかないものを結びつける理論が、のぶき氏ならではの視点で語られた。

nobuki_0629032.jpgおおよそ、ギャンブラーとは思えない論理的な展開のトークが進んでいく。実体験がもとにあるだけに、話もおもしろい。

「旅が好きだから、旅しながらできる仕事としてギャンブルを選んだ。初ギャンブルは、大学の卒業旅行のべガスで、そのときは1日で100万円勝った。その次、べガスに行った時は、30分で30万負けた。自分をプロギャンブラーとして自覚したのは、べガス中のカジノで出入り禁止になった時」

 そう語るが、勝つようになるための修練の2年間は、重く暗いタールの海を泳ぐような暗黒の日々が続いたという。

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