宮沢りえが娘に受けさせる“特権的教育”とは? 早くもステージママの片鱗が…
りえが娘を溺愛していることは知られている。既に3年にも及ぶ泥沼の夫との離婚協議も、娘の親権を争っているからだ。だが、このインタビューからは、それ以上の関係性が見て取れる。そしてその将来も──。
「娘との時間を絶対的に大事にしたい」というりえは、娘を仕事先でもある舞台稽古にも連れて行っているという。
「娘は私の芝居の稽古を見に来て、演出家からこてんぱんにダメ出しを受け、ジレンマを抱えている私の姿を目撃します。ただ、それだけでなく、厳しい稽古を重ねた結果、本番でお客さんに大きな拍手をもらえるほど演技で飛躍できたところまで見ることで、きっと彼女は大きな喜びの時間に至るまでには乗り越えるべく壁が存在しているという私の思いを、言葉でなく実感として学んでいるはずです」
りえはこれを“特権的教育”と思っていると言うが、確かに女優の母親を持った娘の特権には違いない。そしてさらにこのことは母娘が密着し、同じ時間を過ごすという以上の意味さえあるのではと思えるものだ。
それは娘を自分と同じ女優にするための英才教育ではないかというものだ。実際、りえはそれを否定してはいない。
記事ではインタビュアーから「もし、娘さんが俳優になりたいと言ったら」と質問を受けたと思われるくだりがある。それに対し、りえ自身がまだ俳優として突き詰めたいし娘のために退くことはできないとして、こんなことを言っている。
「母が私にしてくれたことは絶対にできないでしょう」
「だたひとつ母と同じことができるとしたら、中途半端だったら叱ること。俳優にしても他の何かにしても、自分の夢に対しては、心底エネルギーを注いでほしいですね」
俳優だけとは限定していないものの、しかしその溢れ出る意欲は十分に伝わってくる。
6歳の娘へ、母が抱く並々ならぬ夢。現在のりえは自身が「俳優を突き詰めたい」と話すが、しかし光子との生活、関係を見れば、立派なステージママになるのではないか──。そんな思いさえ感じるものだ。
母子関係の連鎖はよく言われるが、ステージママも“連鎖”するのかも。
(林グンマ)
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