トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > 海外  > 韓国の新型バラエティ「クック番」

『孤独のグルメ』『深夜食堂』がきっかけで火がついた!? 韓国の新型バラエティ「クック番」

914672-0.jpg

 最近韓国では、「クック番」が大ブームになっている。「クック番」とは、料理を意味する「COOK」と「番組」を組み合わせた造語で、2015年上半期の韓国バラエティ界を支配しているといっても過言ではない。少し前までは、芸能人が料理をおいしそうに食べるだけの「食べ番(組)」が人気で、動画配信サイトなどでも、美女BJ(ブロードキャスト・ジョッキー)たちがひたすら何かをおいしそうに食べる有料動画に人々が群がるほどだったが、 クック番はその「食べ番」のさらなる進化形である。

 現在、テレビで放送中のクック番は週に7本以上。もちろん、レシピを紹介する『キユーピー3分クッキング』(日本テレビ系)や『きょうの料理』(Eテレ)のような料理番組とは一味違う。

 たとえば、芸能人が自給自足で調達した食材で1日3食を作って食べるだけの田舎ライフを観察する『三食ごはん』や、芸能人の家の冷蔵庫をスタジオまで持ってきて、中に入っている食材だけで料理バトルを繰り広げる『冷蔵庫をお願い』、動画配信の形で視聴者とコミュニケーションをとりながら簡単な料理を披露する『マイ・リトル・テレビジョン』など。これらの共通点は、料理の腕があろうとなかろうと、調理する姿が面白おかしく描かれることである。そこには、“料理研究家”を名乗る40~60代の慎ましき女性の姿はない。番組を仕切るのは、“シェフ ”を名乗る有名レストラン出身の30~40代のイケメン、もしくは親近感あふれる男性タレントたちだ。

 彼らは、決してレシピを教えるための料理をするわけではない。というのも、ただゲーム感覚で料理をしながら、笑いを取ったり、面白いエピソードを披露したりするだけでいいのだ。

12
ページ上部へ戻る

配給映画