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日刊サイゾー トップ > 海外  > 美人茶芸師の正体は美人局だった?

ハメ撮り動画流出!? 中国福建省で、美人茶芸師が地方官僚に「スパイ映画顔負け」ハニートラップ!

W020121125230241305742.jpgハニートラップに引っかかり、懲役13年に処された上、ハメ撮り動画流出で恥部を晒した慶市北碚区党委書記。

 茶芸(中国式茶道)の故郷であり、高級茶葉の産地としても知られる福建省で、当地ならではの事件が発生した。

 香港紙「東方日報」によると、地元党幹部、合わせて20人あまりが、茶芸師の女にハニートラップを仕掛けられ、まんまとハメられたのだ。ちなみに茶芸師とはお茶のソムリエであり、茶道でいえば亭主の役割を担う存在だ。


 福建省にある茶芸館に在籍していた女茶芸師は、雇い主である商人の命のもと、茶芸の接待で知り合った地方官僚らを誘惑。ホテルで性交渉に及ぶ傍ら、その一部始終を自ら盗撮していたという。その映像を元に官僚らを恐喝。一人当たり20~500元(約400~1,000万円)を要求していたという。

 中国版Twitter「微博」ではこの事件に対し、「まるでスパイ映画」「盗撮動画の流出はまだか!?」などといった反響が出ている。

 恐喝された金額については、一回の情交の代償としては高すぎるように思えるが、習近平による反腐敗キャンペーンが不貞行為もターゲットとする中、規律検査委員会に処分されることを恐れた党員官僚は泣き寝入りするしかなかったという。ただ一人、独身の官僚だけが恐喝に応じず、警察へ通報したため、事件が公になった。その後の調査が進むうち、官僚の中には所長以上の幹部や、各省全人代直属である副庁クラスの幹部も含まれていることが発覚した。

 同省福州市の規律検査委員会は、その中で最も高い地位にあった、同省連江県中国人民政治協商会議主席、同市市場監督管理局規律検査組組長、同省長楽市副市長の3人を、「重大な規律違反」で除籍処分とした。

 反腐敗キャンペーンが開始されて以降、同様の手口で官僚が脅迫されるケースが頻発している。例えば2013年には、重慶市北碚区党委書記が、ある投資顧問会社が派遣した18歳の女性によるハニートラップにまんまとひっかかり、女性によって盗撮された、挿入から13秒で果てる自らの姿を世界にさらすこととなった。この顧問会社は、ほかにも計6人を罠にはめ、映像を撮影していたという。

 まさに、股間も縮こまる時代といえよう。
(文=牧野源)

最終更新:2015/08/27 12:20
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