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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 過熱する定額音楽配信サービス競争

過熱する定額音楽配信サービス競争 Apple Music登場で、LINE MUSIC、AWAはどうなる!?

「Apple Music はおそらく、洋楽も邦楽も同等に打ち出してくるはず。その点、LINE MUSICは邦楽をメインに据え、プレイリストも“激おこソング”など、音楽を通じたコミュニケーションを促すようなものが多く、音楽ファンでなくても興味を持ちやすい印象です。UIを見ても親しみやすさを重視しているようですし、料金形態やシェア機能も相まって、若年層やライトな音楽好きに支持されるのでは。一方のAWAは、メイン画面に洋楽アーティストの名前が並んでおり、熱心な音楽ファンを対象としているのでしょうが、そうなるとApple Musicとターゲット層がモロにかぶってしまう。もしかすると、わずか2年半で終了したSONYの聴き放題サービス『Music Unlimited』の二の舞いになってしまうかもしれませんね」(レコード会社関係者)

 現状、両者共通で不満が出ているのは、オフライン環境での再生だ。AWAは再生できず、LINE MUSICはキャッシュ機能を備えているものの、どの楽曲がキャシュされているかは再生してみないとわからない。これらの問題は、オフライン再生に対応した先発のサービス「レコチョクBest」や「KKBOX」であればクリアできるのだが、それを指摘するメディアやネットユーザーは少ない。定額制音楽配信の戦国時代が幕を開けた――ともいわれる現状だが、相手にされていない先発サービスも含めて、どれが日本の主流になるのか注目が集まりそうだ。
(文=神埼健志)

最終更新:2015/06/14 11:00
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