トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 音楽番組不況時代いつまで続く?

大惨敗『水曜歌謡祭』『関ジャム』『UTAGE!』……音楽バラエティ不況時代は、いつまで続く?

suiyoukayousai0416-200.jpgフジテレビ公式サイトより

 音楽バラエティ番組がことごとく振るわないのは、なぜだろうか。

 4月からフジテレビでスタートした生放送番組『水曜歌謡祭』(水曜19時57分~)は、初回から平均視聴率7.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と低調。その後、みるみる数字は落ち込み、今月3日の放送では3.8%の自己ワーストを記録。当初の懐メロをメドレー形式でカバーする構成から、最近は本人が持ち歌をじっくり聞かせる方向へシフトしており、早くもテコ入れの跡が見受けられる。

 また、テレビ朝日で5月にスタートした『関ジャム 完全燃SHOW』(毎週日曜23時15分~)は、今をときめく関ジャニ∞が、音楽やトークの実力を最大限発揮。毎回、豪華なゲストアーティストとのコラボステージを繰り広げているが、初回から視聴率は4~5%台をウロウロ。裏番組の『ヨルタモリ』(フジテレビ系)や『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』(日本テレビ系)との視聴率争いに苦戦中だ。

 さらに、ジャニーズとAKB48グループのメンバーが多数出演する『UTAGE!』(TBS系/月曜23時53分~)にいたっては、今月1日の放送で1.6%を記録。長らく“打ち切り圏内”が続くにもかかわらず、一向に改編しようとしないTBSに対し、ジャニーズとAKB48への“接待番組”を疑う声まで上がる始末だ。

 一体なぜ、ここまで各局が、音楽バラエティで苦戦するようになってしまったのだろうか?

「音楽のジャンルと好みが多様化し、数字の取れる歌手が減っているのはもちろんですが、これに加えて“歌うま”ブームの反動も挙げられる。以前は、『関ジャニの仕分け∞』(テレビ朝日系)の企画『最強歌ウマ軍団にカラオケの得点で勝てるか仕分け』が注目を浴びたほか、各局がプロ・アマ問わず、こぞって歌うま番組を企画。しかし、ブームの立役者ともいえるMay J.の露出減少と共に、次第にゴールデン帯の歌うま番組の視聴率は1ケタに。それまで“なんとなく”歌うま番組をつけていた視聴者も、すっかり飽きてしまった様子。ただ、『水曜歌謡祭』に関しては、単純にフジの宣伝が失敗しているともっぱら。また、最近はカバーから持ち歌路線に変更しつつあるようですが、『そこじゃない』と言いたいですね」(テレビ誌記者)

 『シャボン玉ホリデー』(日本テレビ)の時代から、テレビ番組の王道だった音楽バラエティ。悲惨な現状に、打開策はあるのだろうか……?

最終更新:2015/06/09 23:00
ページ上部へ戻る

配給映画