独マインツ移籍のFW武藤嘉紀が『ジャンクSPORTS』出演オファーを“蹴った”裏事情とは?
#サッカー
「武藤選手のマネジメントは、祖父で、スイミングクラブを経営している中野成章氏が実質担っているようです。中野氏は産経新聞記者出身で、厳格な性格。中野氏の意向で、『やべっちF.C.』(テレビ朝日系)や『SUPER SOCCER』(TBS系)といったサッカー専門番組には武藤選手も出演しているが、お笑い要素が強い『ジャンク』のオファーは断った。武藤選手はマジメすぎてアドリブが利かない。だから、浜田さんのフリに反応できないと判断したのかもしれない」(同)
その中野氏は、武藤に厳しいことで知られる。
「武藤のトレードマークの黒髪ショートヘアーは、中野氏のしつけのたまものです。『日本人であることに誇りを持て!』と、サッカー選手にありがちな茶髪を許していませんから。また、言葉遣いなどにも厳しく、日本のサッカー選手は囲み取材でよく、自分より年上の選手のことを『○○君』、よくて『○○さん』と呼んでいる。しかし、武藤は絶対に『○○選手』と言います。これも中野氏の教えとされています。中野氏は記者時代、東京五輪(1964年)の取材を担当。メディアの事情に深く精通している。選手のコメントや言動から一部を抽出し、時に歪曲して報道するスポーツメディアの現実を、武藤にレクチャーしたといわれています。それほど、孫を大事にしているんです」(スポーツ紙サッカー担当記者)
さらに、チェルシーのオファーを断り、マインツを選んだのも、中野氏の助言があったという。
「強豪では試合に使ってもらえず、日本企業スポンサーの新規開拓や日本人ファンを獲得するための客寄せパンダにしかならないと、アドバイスしたとみられます」(同)
武藤も中野氏も、ともに慶應義塾大卒。冷静沈着で頭脳明晰だ。この親子鷹ならぬ“祖父子鷹”にとっては、『ジャンク』のオファーなぞ、“スルー”するのも当然か――。
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