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日刊サイゾー トップ > エンタメ > スポーツ  > “大スランプ”岩田騎手復活の裏側

後藤浩輝騎手の自殺で“大スランプ”名手・岩田康誠騎手の復活にトップエージェントの目論見あり

 勝ったダノンシャークはG1ではいつもチョイ足りずのレースが多く、前走の富士ステークスでは騎乗した福永祐一騎手の早仕掛けのせいもあり、ゴール前で完全にタレてしまった。これにオーナーのダノックスサイドは激怒し、福永騎手降ろしに動き始める。

 一方、あまりにも危険な騎乗が目立つ岩田騎手に対して社台グループは「NO」を突きつけていたこともあり、有力馬の1頭であったフィエロに岩田騎手を乗せるという選択肢はなく、福永騎手に白羽の矢を立てていた。

 岩田騎手、福永騎手、四位騎手の馬を集めるのは、トップエージェントでもある元「競馬ブック」の小原靖博氏だ。通称「小原軍団」と言われるだけに「彼が3人の騎手をうまく手配してレースに挑ませる。このときはダノックスと社台の思惑が一致したため、すんなりとダノンに岩田、フィエロに福永で決まったが、より勝負気配だったのは前者であることは明白だった」(前出の競馬サークル関係者)

 岩田騎手もここで福永フィエロ&社台グループに一矢報いれば自分の価値を高めることにもなり、なおかつダノックスグループの信頼も勝ち得ることにつながり、今後ダノンの馬集めに有利に働く。

 結果は言わずもがな。お得意のイン突きが見事にハマり、馬場のド真ん中をなんの不利もなく完璧に乗った福永を競り落とした。このレースで岩田騎手は本来の騎乗を取り戻し、今春の桜花賞制覇へとつながっていくのだ。

 G1レースでの岩田騎手の手綱さばきは要注目だ。

最終更新:2015/06/04 20:00
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