「性愛美術館」で追体験する、ラブのさまざまなかたち
#韓国 #東アジアニュース #韓国珍スポ探訪記
珍スポットに国境はない? 近いようで遠い……ようで行ってみたら意外と近かった、お隣韓国の知られざるB級スポットを発掘する当連載。第1回目は、ソウル随一のカルチャースポット・弘大(ホンデ)地区に、2013年末にオープンしたばかりの「ラブミュージアム」を訪れてみた。
ここ数年、韓国におけるアジア人、特に中国人観光客の存在感は半端ない(2014年の外国人観光客数は、日本で1,340万人、日本より小さい韓国で1,400万人)。それまで地元っ子の遊び場だった弘大も、いまやすっかり外国人観光客の定番観光スポットに変わり、街は多彩な国の人でにぎわうようになった。
そんな弘大のほぼ中心に位置するのが、この「ラブミュージアム」だ。観光案内所でもらった地図を見ながら現場に向かうと、「性愛美術館」という簡体字の看板が。どうやらここも、中国人観光客をターゲットとして見据えているようだ。
その建物にはトリックアートを扱う「トリックアイミュージアム」、氷の彫刻を扱う「アイスミュージアム」等があるのだが、性愛に用のある私は地下1階を目指す。
入り口を通過すると早速現れたのが、巨大なおっぱいと、巨大なパンチラ像であった。これはなかなかの迫力だ。ポップながら肉感的でもあり、訪問客へのおもてなしの心が伝わってくる。
レバーを手で回すと、腰をコキコキ動かす人形、のぞき穴のある春画館といった、秘宝館ファンにはおなじみの展示を冷かしながら先に進む。展示はすぐに、イラストや人形を用いてエッチなシーンを再現した作品がメインとなっていくのだが、作者の妄想はどんどん過激に。ピンクの巨大な男性器が、壁を突き破る勢いで白いものをドバッと発射するジオラマは、まさにマグリットの抽象画のよう。ズボンを半分脱いだサンタ姿の男性の目の先には、裸のおっさんの形をした便器があるという、作者の想像力についていけない作品も。
あと、どこかで見たようなキャラクターが、あられもない姿でたびたび登場するのも見どころだ。
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