AKB48選抜総選挙の影……大量のCDゴミ処理問題に小林よしのり氏「投票券だけ売って」「道徳心が痛む」
#AKB48 #総選挙
20日に速報が発表され、今年もファンの間で盛り上がりをみせている「AKB48 41stシングル 選抜総選挙」。6月5日の投票締め切りを前に、AKB48グループのファンで知られる漫画家の小林よしのり氏が「いっそのこと投票券だけを売ってほしい」と本音を漏らしている。
小林氏は28日、自身のブログで「段ボール箱でAKBのCDが届いた」と、AKB48のニューシングル「僕たちは戦わない」(キングレコード)を複数購入したことを報告。枚数は不明だが、「意外に重い」「CDはスタッフと親戚の子たちに配る」としていることから、数十枚、あるいは数百枚単位であることがうかがえる。
同CDには、投票シリアルナンバーカード(以下、投票券)、握手会参加券、生写真が封入されているが、小林氏は「目的は投票券だけなのだから、CDはいらない」ときっぱり。すでに、仕事場には同グループの過去のCDが「箱いっぱい残存している」といい、「運営がタダでいいから回収してほしい」「まったく道徳心が痛む。ヲタは道徳心ないのだろうか?」と綴っている。
「僕たちは戦わない」は、AKB48史上最多となる出荷枚数300万枚を突破。小林氏のように投票券を求める人や、握手券目的でCDを買う人など、ファンの考え方も多様なようで、現在オークションサイトには、投票券の束が数百枚、数千枚単位で出品されているほか、投票券や握手券を抜いたCDが、タダ同然の価格で大量に出品されている。
この現状に対し、ネット上では「またゴミが増える」「資源の無駄」「券にCDをつけるな」といった批判や、“AKB商法”を野放しにし続けるオリコンに対し、疑問の声が上がっている。
「小林氏のように、CDの処理に頭を悩ませるAKBファンは多い。また、不法投棄による迷惑行為もたびたび起きており、昨年には約680枚(約60キログラム)のCDを京都府内の駐車場に捨てたAKBファンの大学生ら6人が、廃棄物処理法違反容疑などで書類送検される事件も。CDを売るための企業努力とはいえ、運営側もオリコン側も、これらの問題を見て見ぬフリし、売り上げの記録だけで盛り上がっているように思えてなりません」(音楽ライター)
もちろん、CDの処分を避けたいのであれば、買わなければいいだけのこと。ましてや「道徳心が痛む」という小林氏であれば、なおさら。しかし、かねてより「ヲタは卒業した」と宣言しながらも、いまだに「やっぱり醒めてないのかもしれない。ああ、いやだ、いやだ」などと葛藤を繰り返す小林氏の様子をうかがうと、アイドルの依存性とは相当なものなのかもしれない。
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