中田カウスの“コント禁止令”に大阪よしもと芸人が悲鳴!「スーツの仕立て屋まで指定される」異常事態に
#お笑い #吉本興業 #中田カウス #M-1
大阪よしもとが敷いた“コント禁止令”に、若手芸人から悲鳴が上がっている。
大阪よしもとは昨年12月、中田カウスが会長、中田ボタンが副会長を務める「上方漫才協会」を発足。同時に、関西若手芸人の拠点であった大阪・難波千日前のお笑い劇場「5upよしもと」を閉館し、「よしもと漫才劇場」に改名してリニューアル。以降、若手中心である点は変わりないものの、漫才を中心に据えたプログラムに変更されている。
大阪のとある若手芸人は、ため息まじりにこう話す。
「以前、大阪の若手が集められて説明会が行われたんです。幹部から『今後は、漫才をやるように』との説明があったほか、おじいちゃんがゾロゾロと登場し、『これからネタは、この作家さんたちが考えてくれるから』と言われました。さらに、『漫才用のスーツは、ここで仕立てるように』と老舗仕立て屋の指定まで。僕は、ロバートさんのようなトリオコントに憧れてNSCに入ったんですが、今は好きなネタもやらせてもらえない状況です」(大阪よしもと所属の若手芸人)
大阪芸人といえば、関西でそこそこ売れてから東京進出を検討するのが一般的。だが最近は、売れていない若手が、逃げるように東京に移住するケースが増えているそう。
「よしもと側も東京に行かれすぎては困るため、売れかけのコント師は東京行きを止められてしまう。しかし、『5upよしもと』なき今、出られるライブは少なく、八方塞がりに。見ていて、これが一番かわいそうですね」(同)
さらに、今年は漫才コンテスト『M-1グランプリ』が5年ぶりに復活するとあって、大阪よしもと内にはさらに“漫才至上主義”の空気が充満しているという。
「おそらく『M-1グランプリ』の復活は、上方漫才協会の発足と無関係ではないと思います。カウス師匠は今年も審査員を務めるでしょうし、今年は『よしもと漫才劇場』に出演中の芸人が優勝するとウワサされています」(同)
コント中のワンフレーズや、リズムネタでしかブレークできないといわれている今のお笑い界。大阪よしもとの少々強引な方針変更は今後、実を結ぶだろうか?
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