
金さえ払えば学位が取れる!? 受験シーズン到来の中国名物「野鶏大学」とは
2015/05/28 21:00
#中国 #東アジアニュース

これらの大学はネット上だけにしか存在せず、キャンパスとされる住所に行っても建物すらない。入学するのに成績は問われず、1000~2000元(約2~4万円)を支払うと、授業に出ることなく卒業証書を手にすることができるのだという。もちろんその卒業証書には、大学を正式に卒業したことを証明する公的効力はない。
それにしても、ニセモノ大学の名前が判明してもなぜこれだけ堂々と“営業”を続けていられるのか?

「野鶏大学のサイトのサーバーが外国にあるので取り締まりにくい、野鶏大学とバレるとすぐさま名前を変えてまた出てくる、当局に取り締まり能力がないなどが挙げられていますが、それよりなにより、お金を払う親御さん側が『こういった裏口入学はどこの大学でもやっていて当然』と思い込んでいることが大きい。だから、これが詐欺だと思ったりしないんです。野鶏大学は、そういった中国特有の大衆心理につけ込んでいるといえます。中国経済の成長が鈍化して就職率も下がってきているので、今後もなくなることはないでしょうね」(同)
中国でニセモノの大学卒業証書の話はよく聞くが、野鶏大学の場合、卒業証書は本物だが大学そのものがニセモノということになる。ニセモノの大学といえども、法人組織としては存在が認められているからだ。言うなれば、その法人が勝手に発行する修了証明書のような位置付けだ。こうなると、もはや中国では何がホンモノなのかすらよく分からなくなってくるが……。
(取材・文=佐久間賢三)
最終更新:2016/01/28 16:05
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