「えっ!脱毛・薄毛には、そんなカラクリが?」――知らぬとマズイ「AGA」対策
最近、テレビCMなどでもよく耳にする「AGA」という言葉。「男性型脱毛症」のことらしいが、ということは、我々すべての男性には無関係ではないということ? 「薄毛や脱毛が気になる」という人は、お医者さんにすぐに相談したほうがいいのだろうか?
湿気も多くなり、海やプールなどでも薄毛が気にある季節が近づく今日このごろ。そんな悩める男たちの疑問に答えてもらうべく、AGA治療において高い実績と評価を誇る「STクリニック 新宿院」の戸枝幹夫院長に話を聞いた。
――AGAとは、どのようなものですか?
戸枝院長 AGAとは、Androgenetic Alopeciaの略で「男性型脱毛症」のことです。成人男性によくみられる髪が薄くなる状態のことで、まれに10代で発症する方もいます。AGAは、薄毛の進行パターンが特徴的で、額の生え際から後退していくタイプ、頭頂部から薄くなるタイプ、またはこれらの混合タイプなど多様な進行パターンがあります。一般的に遺伝や男性ホルモンの影響などが主な原因と考えられていますが、人により生活習慣やストレスも影響するなど、さまざまです。治療は早ければ早いほど、発毛・育毛などの効果が期待できます。
――自分がAGAかどうかは、どうしたらわかるのでしょうか?
戸枝院長 「洗髪後に髪をかき上げて、ごっそり抜け毛がある」「洗髪時に100本以上毛が抜ける」「抜けた毛の毛根に皮脂や汚れがついている、形が歪んでいる、やせ細っている」「生え際やつむじに細い痩せた毛が多くなった」――以上のような傾向があると、AGAの可能性が高いと言えます。
――AGAの原因はなんですか?
戸枝院長 AGAは、DHT(ジヒドロテストステロン)が主な原因物質といわれており、AGAの症状がある頭皮からは通常よりも高濃度のDHTが確認されています。このDHTは、5α-還元酵素という酵素によってテストステロンから生成され、毛乳頭に存在する男性ホルモン受容体と結合することで、本来ヘアサイクルの成長期にある頭髪に対して、退行期または休止期に移行する信号を送ってしまいます。この信号が送られると髪の毛が長く太く成長する前に抜けてしまい、十分に育つ前の細く短い髪が増え、全体のバランスをみたときに薄毛が目立つようになってしまいます。
――病院にいかないと、AGAは治らないのでしょうか?
戸枝院長 抜け毛の最大の原因は遺伝といわれています。もちろん、遺伝のほか、生活習慣やストレスによる薄毛の可能性もありますので生活改善が有効な場合もあります。ただ、その判断は個人ではできませんし、遺伝による症状は、市販の育毛剤や生活改善といった抜け毛予防では克服することは難しいでしょう。
――STにクリニックではどんな治療をしているのでしょうか?
戸枝院長 STクリニックでは「グロースファクター毛髪再生療法」を採用しております。グロスファクターとは発毛を促す成長因子のことをいいます。AGAによって不足状態にある成長因子を直接頭皮に補うことで、毛髪の成長シグナルを正常に戻し、毛母細胞を再生させる最新の再生医療です。従来の毛髪再生注入療法よりも多種・多量の成長因子が配合された薬剤を使用するため、AGAはもちろん、症状や性別を問わず様々な薄毛に対して優れた効果を発揮します。特に当院では、頭皮にグロスファクターを注入する際、針で穴を開けて注入するのではなく、専用のレーザーで注入を行います。それにより、少ない痛みで頭皮にまんべんなく注入することができ、効果的に治療を行うことができます。
――どのくらいの期間で効果が出ますか?
戸枝院長 症状の進行具合や生活習慣、治療にいらっしゃる頻度によって個人差はありますが、効果が見られるのは早い方は3カ月、平均で4~6カ月です。
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